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自己理解プログラムのふりかえり
こんにちは、自己理解プログラム修了したせすです。
Xでつぶやいていたポストも添えつつ。受講前から変わったことなどを振り返りました。
修了生紹介
名前:せす
職業:IT系デザイナーほか器用貧乏業を10年
受講前の悩み:「とにかく来た仕事を請ける」器用貧乏フリーランス。何がしたいのかわからないので次の仕事に続かなくなってきた。
フリーの選択が「我慢し続ける」ことを自然と自分に強いることになり、ずっと我慢→我慢放出のサイクルで自分の機嫌をとるために行動。
自分も含めてどんな関係性も機嫌を取るって健康的ではないので、業務契約終了後は数ヶ月何もできず倒れ込み。
受講前は短期留学したり旅に出て自分探しをしてみたり。SNSでデザイナー諸氏がキラキラしたやりがい投稿をしているのを日々苦々しい気持ちで眺めていました。
なぜ自己理解プログラムだったのか
ゴールである「やりたいことを見つける」という目的が明確だったから。
他にはLINEつき隔週コーチング代が18万でプログラム運用費用が8万、オンイベなど雑費が4万で税抜30万なら、まあぼったくりではないかな〜と電卓を叩きました。
(ちなみに毎月3名のクライアントサポートをした場合の目安金額が30万と後から知った。運営の収益は何ぞ?)
ストレングスファインダー所感(プログラム受講前)
活発性(←自覚なし)
個別性(←そこまでじゃないやろ)
適応性(←自覚なし)
着想(←子供っぽい…ってコト!?)
戦略性(←自覚なし)
指令性(←自覚なし)
ストレングスファインダー所感(プログラム修了後)
活発性(←Big Love)
個別性(←Love)
適応性(←Love)
着想(←Love)
戦略性(←活用するときはいつも他資質との複数犯)
指令性(←ごん、お前だったのか。いつも人様の指示に腹を立てていたのは)
価値観ピラミッド
ステップ3からほとんどいじらず。「信念」の資質でしょうかね。
ここ数年大事にしていた価値観でしたが、改めて言語化できたことで「大事にしよう!」という気概が生まれました。
\ 冒険 /
↑ 構えすぎないから気楽なトライができる ↑
スポンテニアス
↑ 自分に誠実だから余計なことに力を入れない ↑
自覚
↑ 予測不能な発見よって自分の輪郭がはっきりする ↑
多様性
↑ 自らの悪感情ですら共感的で柔軟に対応できる ↑
感受性
スポンテニアス(spontaneous)をよく聞かれるのですが、
(外的な強制でなく)自発的な、任意の、自然に起こる、思わず知らずに生じる、自動的な、自然な、流麗な、のびのびした
という意味です。
「自然体」「直感的」「気楽さ」「ありのまま」「主体性」などを表現するのに適した言葉がこれだったのでした。
ビジョン
安心して創(きず)を造れる世界へ
すべての人が自由に世界にアクセスして自分の内的な豊かさを見いだし、安心してその可能性を広げていける社会
私は実のところ最後まで「好き」×「得意」×「大事なこと」があまりしっくり来ませんでした。
なので本当にやりたいことも散らかっていますし、目標もはっきりとしていません。
ただビジョンだけしっくり来ていて、適応性と活発性が高い私にはこれだけで十分動ける感じがあります。
プログラムを始めてからの気づき
Xの投稿で振り返ると。
1. 一面だけ見て断じていた
ストレングスファインダーが持つ、そして個人の持つ多面性というものに救われました。
ある特徴は、その人の全てではなく一側面に過ぎない。
短所は病理の世界では劣性として対処すべきもの。一方、資質という観点では長所の別側面です。
現場の指示に反発心を持つのを性格悪いと断じていましたが、下働きは指令性の資質が色濃かった私にとって正味厳しいということもわかりました。
2. 何をやればいいかわからない、は嘘だった
やりたいことがないよお、と思い込んでいましたが、
ワークを通して分かったのは実際には興味のあることがたくさんあり、それに手をつけることもできないほど自分を疲れさせていたこと。
やりたいことがないんじゃあない、やりたことだらけで何から手をつければいいのか分からないんだッ
3. アイデンティティ=仕事になっていた
アイデンティティが趣味ややりたいことではなく、仕事と結びついていました。つまり面子でした。
メンツというものは後発の成長に怯え、スキル面で成長するための努力がかえってアイデンティティを乏めるものです。
実力未満の仕事しかできなくなる状態になり、頑張って努力してもせいぜい面子を保つための物に過ぎなくなっていたのでした・・・。
4. 過去の選択に対する未練が未来への不安に結びついていた
美大コンプレックスでした。美大さえ出ていればやりたい業務ができるのにとか、そんな感じの。
でも本当に美大に行きたかったの?と自分に問うてみたら、
美大生になりたかった→△
美大予備校に通う高校生活を送りたかった→⚪︎
工学部卒を活かせていない現実逃避→⚪︎
アニメ・ゲーム制作の専門学校に行きたかった→◎
と、本当の自分を思い出し美大コンプ脱却ができました。
5. 食えるかどうかで選び、食い詰めるループ
好きだけど儲からないならやめる、という判断をやめよう。
今まで割と報酬額を見て仕事を選んでいたけど、そうではなくて「これやりたい」に素直になって食べていく覚悟を持とうと思い直しました。
6. 過剰に期待しすぎていた
ワークをやっていて気付いたわけではないけど、
もっとステップアップしてもっと私の力になって欲しいなと思う友達が何人かいたけど、それが非常に傲慢な考えだったと反省。 神様からもらったそれぞれの賜物それ以上を自分にも他人にも求めてはいけないし、今でも十分チカラを貰っている。
7. それは本当にやりたいことなのか?
意識高いことをした後に、無意識にバランスをとってしまうのか、勢い自分の弱い心に正直になったりする(ジムでのエクササイズの帰りに爆食したり)のをモラルライセンシングと呼ぶらしいけど、 本当にやりたいことって、このバランスを取ろうという心の働きが多分ないはずなんだな。
印象深かった出来事
活発性に合ったアンガーコントロール
プログラムの目玉でもあるオンラインイベントですが、他参加者の発言にカチーンと来て参加していない時期がありました。
資質1位である活発性のオンイベ、そのブレイクアウトルームにて。
相手「自分はxxとxxの資質でカバーできるので活発性いらないですねっ」
わし「へーそうなんですね(#^ω^)ピキピキ」
活発性の扱いに1週間経ってもホットな怒りが収まらず、それがかえって自己を知るきっかけに。この怒りが教えてくれたことというのが
私にとっての活発性の存在は「大事な価値観(冒険)」とほぼ同一
怒りコントロールに不可欠なリラックス行動の効果が薄い
瞑想もヨガも下手でリラックスしにくい。
それを短所だと思っていましたが、活発性はそんな性質に違う側面があると教えてくれました。即日キックボクシングを始めました。活発性最高だぜ!
STEP10で目標設定をしなかった
これが許されるとは思わなんだって感じです。
私は「やりたいこと」を自己開示した結果ガス抜きになってしまうのを忌避する気持ちがあり、できれば書きたくないとコーチに伝えました。
また、やりたいことを目標にしてしまうと、やりたくないことに変換されてしまう恐れがありました。
私の中で目標設定の多くは、やりたくないものをノルマ付与などして無理やり進めるためのフレームワーク化しています。
楽しいこと、やりたいことをノルマ化してしまうのが嫌でした。
自己理解、残りの課題
もちろんこれからの私は自己実現に邁進していくのですが、自己理解は一生続けるライフワークだと思います。
今課題と思っていることとして、
自己理解にとっての怒りへの対処(怒るかどうかの境界線を引きたい)
ドミノ倒しのモチベーションコントロール
活かしきれない資質の活用
これらについては受講生や修了生との1on1であったり、他の機会で対処していこうと思っています!