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【感想】ダークギャザリング

ジャンプ+で何度かランキングに上がっているのを見てはいましたが、漫画は未読です。
どうやら心霊スポットを回る話である(妹談)ってことくらいしか知りません。

詠子さんを怪しみすぎた結果、深く考えすぎて頓珍漢なことばかり書いていますがご容赦下さい。

1話〜5話の感想 

〜怪しすぎるよ詠子さん〜

なるほど……。まさか夜宵ちゃんが普通の人間だったとは。BLEACH的な感じの死神ポジションなのかと思ってた。

というかお母さんの連れていかれ方が気持ち悪すぎる。口に何か突っ込まれてお腹がボコボコしてた。
これは完全に予想だけど、あの怪異はお母さんのことを子供を産むための依代的なものにしようとしているんじゃないかな。
まず、怪異の体が精子と卵子に見えた。もしくは受精?おそらく真ん中のものが卵子で、その周りにあったオタマジャクシみたいな怪異が精子。
あと、ちゃんと見たら卵子(仮)の中に赤ちゃんのようなものがいたから子宮の役割も果たしているのかもしれない。(全然気づかなかった)
だとしたら、母親の口に突っ込まれていたものは臍の緒。

と言うことで、夜宵ちゃんのお母さんから化け物が生まれる可能性が極めて高い。だから見つけ出したとしても「よかったね!」とはならないと思う。

それに、もしこの考察が正しいのだとしたら、そんな光景をまだ小さい女の子——それも娘に見せるなんてタチの悪い怪異すぎる。


それから、1話の時点から詠子さんに関しては、発言が不自然なのと、手袋を絶対に外さないことから取り憑かれているのかとも思っていたけど、まさかストーカーだったとは。

個人的な考えなので実際にどうかは知らないけども、詠子さんは境界性パーソナリティ障害の可能性が高いと思う。

境界性パーソナリティ障害は、愛を感じるために相手に過度な依存をしたり、危険な状況を作り出して相手に「守ってもらう」ことで自分の存在価値とか愛情を確認しようとする特徴がある。

もしそうじゃないとしても、自己破壊的行動が見られる。これも、他者からの反応を引き出したり、強い感情を感じるために意図的に危険な状況を作り出すことがある。
まだ確定ではないけど、まあ簡単に言ったらメンヘラですね。

まあ人に対してこういう偏見めいた発言は良くないかもしれないけど、少なくともヤンデレだったら
危険な所には行かせない→どうしても行くなら私が守る
的な流れになると思うから、病名はともかくメンヘラです。
(ヤンデレとメンヘラの違いに厳しいおじさん)

だから詠子さんには申し訳ないけど、この2人が結ばれるのは螢多朗のためにならないと思う。
螢多朗はまだ依存心を持っていないようだから戻れる。
詠子さんの試し行動は付き合っていずれ結婚したとしても続くだろうし、もっとエスカレートする可能性がある。

現時点ですでに喉の奥まで髪の毛つっこまれたり、首絞められたりしてちゃんと死にかけてるのに、これ以上の試し行動は本当に死ぬ。
まあ死なせないためにわざわざ夜宵ちゃんに引き合わせたんだと思うけど。

まず、こんなに命に関わる状態で、本人だって本当に怖がっている(当たり前だけど)のに、楽しんでそんな場所に連れていくのは本当にその人への愛なのか?それは単なる自己愛では?という疑問があって現時点では詠子さんにあまり良い印象を持っていない。


それはさておき、霊障の件に関してだけれども、まさか神経が丸出しとは。
それってかなりやばくないか?手袋なんてつけてたらもっとしんどいと思うの私だけ?
だって手で撫でただけで悪霊が悲鳴あげて目から血を流すレベルなんでしょう?手袋での摩擦は大丈夫なんだろうか。
まあ普通に生活する上で隠す必要があるのは分かるけども。

話がコロコロ変わってしまって申し訳ないけど、5話の新歓のシーン。
あれ2人同時に話しかけるのって悪手だったの!?
だって1人だけに話しかけたらもう1人可哀想じゃない!?全く正解がわからなくて、自分のコミュ障を痛感した。

1人のコミュ障仲間として純粋に頑張っている螢多朗の幸せを応援したいのでやはり詠子さんは応援できない。

……とか言ってもこの2人最後にはもう付き合ってそうなんですけどね!!


6話〜10話の感想

〜急にめっちゃ怖いんだが〜

まず、忠告した舌の根も乾かないうちに付き合いましたね。忠告と言っても別に聞こえてないからアレだけども。
正直童貞がメンヘラに踊らされているようにしか見えないのだが……あまり言及するとCP厨にリンチにされかねないので、ひとまず言及はここまでにしておく。

にしても7話から急に面白くなった。いや、今までが面白くなかったとかではなくて、詠子さんに気を取られすぎててホラーを堪能できてなかったんだよ。
でもここから急に怖くなってきた。これはトンネルの女の幽霊ね。

これは新しい発見なんだが、「ただそこにいる」ってだけでとんでもなく怖い。分からないことが怖いってやつね。
その証拠に首を絞めた瞬間からあまり怖くなくなったし……そういう実害があるのは得意なのかもしれない。

……と、思ったのだが、8話からの脳幹引っ張ってくるやつ怖すぎでしょ。首を絞めるとかの次元じゃない。グロいです。

螢多朗の神経丸出しの手を判明してからずっと「大丈夫なのか?」と心配しているように、内臓とか体の内側へのダメージが苦手なんですねぇ!
しかも引っ張るために脳を弄られてるの最悪すぎる。
感覚がないのが逆に怖いよね、この場合。

んで神様もなんか食べてるし!
実態があると思われる場所で小さめのリリス(エヴァンゲリヲン)みたいなのの腸を食べてるし。

お兄さんが殺そうとした理由が「情けだった」ってことは連れていかれた後神代ちゃんは碌な目には合わないだろうし。今ここで死んだ方がマシって何されるんだ一体。
まああのミニリリスみたいなやつ意識があるまま食べられてるっぽかったしな……。おっかないにも程がある。

ただ、この神様が
「乳の小さい女に価値など感じないが……」
って言った瞬間、めちゃくちゃ流れ弾でダメージを受けてしまった。
いや、別に喰われたいわけでもないのだけれど、こんなにバッサリと価値がないと言われてしまうと……。
断崖絶壁で過去に銭湯で子供に「なんで男がいるの?」と言われるほどの私のライフはもうゼロだ……。

ショックを禁じ得ない。


というか、この作戦がまだよく分かっていないのだけど、神様を捕まえるのに卒業生6体を犠牲にする計算になると、今のままでは足りないのでは?
卒業生+神様で挑むのだとしたら、このままでは空亡は足りなくないか?
だって神様捕獲で0になる予定なんだから。
神様+有象無象でいくのか、それとも神様捕獲に6体も使わないつもりなのか気になる。


(後で妹に聞いて、人形を治すことで幽霊も治ることを知った)


11話〜15話の感想

〜不死身の軍人に金カムファンのワイ、興奮を禁じ得ない〜

本当に霊集めから本格的に面白くなってきた。
新たな登場人物も出てきて、ちょっと空亡陣営強すぎないか?という疑問は出てくるけど、卒業生ってのがそれだけ強いってことなんだろう。

で、本題のトンネルの幽霊だけれども、最悪のボンボルド(メイドインアビス)みたいで笑った。(実際には肝を冷やしたが)
殺し方もカートリッジ(メイドインアビスを見よう)みたいな感じだったし。
もっとも、ボンボルドの方が非人道的だけど人間のために役立つ研究だっただけ幾分かマシだけど。

被害者に死んでもなお拷問じみた脅しをかけて遊んでいるの本当に悪質すぎる。拷問とかリョナが苦手だったから見ててしんどかった。あまりにも被害者が可哀想すぎる。

そしてそんな殺人鬼を捕まえるべく登場した殉国禁獄鬼軍曹幽霊に興奮を隠せなかった。
正直、卒業生を取りに行く段階で「回復力が凄まじくてなかなか死なない軍人の霊」って聞いて、「あれ、杉元……?」とか思ってたんだけども、いざお披露目!って時に「不死身の鬼軍曹」って夜宵ちゃんが言った瞬間に

「不死身の杉元!!!!!」

と叫んでしまいました。許してください。好きなんです。
まあ杉元は一等卒で、この殉国禁獄鬼軍曹は名前の通り軍曹ですから同一視はしてないですよ。安心してください。

もしかしてと思って調べてみたら、やっぱりモデルになった軍人が一緒ではありませんか!
いやー、このアニメで今の所一番の興奮かもしれない。

アニメの感想なのに他のアニメの話ばっかりしてどうなんって感じなので話を戻します。


この殺人鬼に詠子さんが攫われて危なかった時、正直因果応報だと思った。
もちろん助けに来るってことが分かった上での「お灸を据える」って意味の因果応報ね。

一度痛い目を見るべきだと思った。だって詠子さんが螢多朗にさせようとしてるのはこういうことだからね。
その危険性を身をもって体験することによって考えが変わったらいいなと思ってる。多分無理だけど。

ただ、今回の件でより本格的に死ぬかもってピンチから助けてもらって余計調子に乗ってしまうんじゃないかって懸念もある。
あと、一つ引っ掛かってるのは、殺人鬼に連れ去られるって時に、螢多朗と夜宵ちゃんが同時に現れて、詠子さんは「夜宵ちゃん!」って言ったんだよね。
なんでそこで螢多朗の名前を呼ばなかったんだろう。これ考えすぎかな?

あともう一つ。
これ最初の話からずっと疑問だったけど、なんで詠子さんは螢多朗が恐怖を楽しんでいると思っているんだ?そもそも螢多朗が恐怖を楽しんでいる描写なんてされていないし、恐怖を感じて笑っている顔が出たのも詠子さんの主観の一回のみ。
こんな死にそうな目にあっているわけだし、そもそも怪異に触れるのもちゃんとした理由がある。
だとしたら「自分は恐怖を楽しんでいる」と刷り込むことによってより危険な場所にも抵抗なくいけるようにコントロールしているとか?
もっと有力なのは、自分の恐怖への楽しみとか恐怖を螢多朗に投影してるってとこかな。きっと螢多朗もそうに違いないって。

もし本当に螢多朗が恐怖を楽しんでるんだとしたら土下座する。


——
この作品の面白いところは決して幽霊が仲間になったわけではないってところだと思う。
それぞれはあくまでも無理やり脅されて戦わされているにすぎないっていう。
でもまあ、幽霊からしてみたらめっちゃ理不尽だよな。まあそれなりに人殺したりしてるっぽいし因果応報ではあるんだけども。


16話〜20話の感想

〜胸糞展開と詠子さんの変化〜

ここまで、詠子さんのことをなんらかの精神疾患による恐怖と螢多朗に対する依存だと思っていたけれど、考えを改めた。

まず、今回卒業生ハウスを入手するにあたってのピンチに螢多朗を巻き込まなかった。その事と、その後の行動を見るに本当に怪異のことをナメていたんだと思う。
もっとも、螢多朗が死にかけているところを実際に見てるのに、自分がその立場にならないと理解できないってどうなん?ってところはあるけど、今回は純粋に詠子さんに助かってほしいと思ったし、見直した。

それから恐怖に対するワクワク感は遺伝的なものであると明言された。
なので自己破壊衝動は間違っていたことになる。

(意図的に近づいた)ピンチを助けてもらうことで愛を感じるという点に関してはまだ何かしらの異常性というか、精神疾患の可能性が拭いきれないけど、少なくとも今まで程は異常性を感じていない。

ていうか、事故物件も花魁も肉団子の子もみんな胸糞すぎる死に方が。

事故物件の話の真相?を知った時に、近親相姦に幼児虐待及び殺害で流石にドン引きした。お父さんがまともなのがまだ救いだったけど。

それにあの空亡、知能あるの厄介すぎる。水子の霊じゃないのか?
まああの脳に信号を送られていた巨人がおそらく夜宵ちゃんのお母さんだと思うんだけど、神様も勝手にあいつらとおっ始めてるし知恵与えちゃってるし。

その空亡の手下と思われる人間が成り代わられていると判明した瞬間霊能者のおばあちゃん死んじゃうし。
あれって、中の幽霊は消滅したのだろうか?こんなに簡単に離脱するとは思えないんだけど。


これはあまり関係ないけど、19話の最後で詠子さんが話していた怪談は「ヤマノケ」っていう妖怪だね。
本来のヤマノケは女性にしか取り憑かない妖怪だから、詠子さんが見つけたそのサイトに書かれている「息子に取り憑いた」ってのは尾鰭のついた作り話なんだろうね。

女性の方は山に行く時にはお気をつけて。(どこの山か忘れちゃった)



21話〜25話の感想

〜あまり惑わすでない詠子〜

詠子さんが作った人形スライム、なかなかエグくて一周回って笑ってしまう。勿論悪い霊を閉じ込めているわけだからアレだけれども、軍曹とか先生みたいな悪くない幽霊はせめて人形にしてあげてほしいな。

というか、ここまでに登場した幽霊があまりにも可哀想すぎる。
花魁とかも本来誇り高くて優しい人だったわけなのに自分勝手な人の嫉妬であんなことになってしまって。
しかも酷い顔になった時に、酷い顔になったことじゃなくて今後この顔では薬代とか家族を養うお金が稼げないってことを心配してたんだよ。酷い。

肉団子の子もゴミみたいな女と男のせいであんなことになってるわけじゃん。花魁の登場シーンカッコ良すぎて(というかもとより花魁が好き)応援したかったけど、可哀想って気持ちが勝ってしまった。

先生に至っては完全に被害者じゃん。クソガキからのいじめに決して抵抗しない(子供に手をあげない)立派な先生だったのにも関わらず、その気持ちを踏み躙った生徒たちを憎んで呪うのは当然の権利だと思うし。
それに今回だって、せっかく恨みが消えて成仏しかけてたのに無理やり起こされて……死者への冒涜だよ。
まあやってるのが人間じゃなくて幽霊だから生きていた頃のイジメと一緒だよな、やられていることは。

最終的にはちゃんといい感じに成仏してくれてよかった。


てかドロシーちゃんの元の人格可愛すぎるな。好みのロリの予感がしてる。
てことはお兄さんも好みの可能性がある。
ドロシーちゃん本人の魂がまだ存在していることは確認できてるけど、お兄さんは魂がなくなってしまってる可能性もあるんだよな……。なんとか元に戻る展開にはならないだろうか。

でもわざわざ人形に移してるってことは、少なくともドロシーちゃんは戻ると考えて良さそう。

そういえばやっぱり詠子さんおかしいよね?
恐怖に関することは遺伝ってことで納得したし、螢多朗への愛の重さもちょっと重いくらいだろうと思ってたけど、やっぱりこの描写だけ明らかにおかしい。

怖いものに興味があるというのが夜宵ちゃんと同じだとしても、明らかに異質だもん。

てことはやっぱり1話〜5話時点で予想していた取り憑かれている……成り代わられている説の方が有力なのかもしれない。
人格の方は、恐怖への興味と螢多朗への恋心のミスリードにまんまと引っかかってしまったのかもしれない。(つまり実際はメンヘラではない?)


ドロシーとの会話の中で、成り代わった幽霊は本体の頭脳に引っ張られることが明らかになったから、そもそも頭のいい詠子さんに乗り移ってる時点でその霊は賢くなっているはずだし……。
それから、委員長が同じように恐怖に快感を覚えるタイプなのがたまたまでなかったとしたら、伝染させるタイプなのか、もしくは思春期特有の感受性の豊かさのせいでまんまと影響されてしまったか。

考えすぎな感じも否めないけど、明らかに「恐怖に対する快感」の描写だけおかしいんだよな。

螢多朗への恋心も嘘ではないだろうが、その快感を得るための道具として使っている節があるから、本人の言っていた通り一石二鳥状態なんだろうな。
問題はそれが本当に本人の意思なのか。

これも考えすぎだとは思うんだけど、螢多朗って幽霊を惹きつける体質じゃない?
もし詠子さんに取り憑いた霊が螢多朗に惹きつけられて入れて、それが恋心という形で出ていたなら?とか考えちゃう。

だからここまで、人格障害の可能性、何かしらの精神疾患の可能性を考えていたけど、そんな簡単な話ではないのかもしれない。


閑話休題

神代ちゃんが可哀想すぎる。
なんで代々神代家の女があの神様の花嫁に選ばれているのかは分からないけど、絶対良い理由ではないだろうし。

神様との結婚が、イケメン神様とのハッピーラブラブ結婚生活ならやぶさかでもないかもしれないけど、絶対痛いし、グロいじゃん。まじで人間側にメリットが1個もない。
神様相手にメリットとかもないかもしれないけどさ。

神代ちゃんが良い子なのは伝わってくるから絶対幸せになってほしいなぁ。

とりあえず2期で神様との決着がついて長くても3期には空亡を倒せているのではないかと期待して2期全裸待機。


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