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謎な柄の裁縫セット(日記)
2023年10月20日(金) 晴れ
6時半起床、散歩。今日はお休みなので少しゆっくり目に起きた。朝ご飯、ピザ。やっぱりちょっと重かった。掃除をして支度をする。
午前中は、娘の小学校の家庭科ボランティアに参加。ミシンでエプロンを作るお手伝い。娘が昇降口まで迎えに来てくれると言っていたが、休み時間が短いから大丈夫だよと答えた。
とりあえず家庭科室に一人で辿り着けて良かった。見回りながら、困っていそうな子に声を掛ける。一度声を掛けて手伝った子が「ねーねー!出来ない出来ない!」と駆け寄ってきた時は、可愛いなと思った。こうするといいですよと一緒に作業をした。それにしても、最近の裁縫セットはコンパクトでいいなと思った。私の頃は、やたら大きくてあんまり可愛くなかった。謎な柄の裁縫セットとかもあったし。母親になってから色々必要だったので、くまのがっこうの裁縫セットを買ったが、それよりもコンパクトで凄いと思った。
3時間分しっかりお手伝いをして、お礼にPTAの方からお菓子をもらった。帰りに娘の教室へ寄って先生に挨拶し、娘と少し話して帰宅。帰宅後、もらったお菓子を食べながら、この前NHKでやっていたOSO18のドキュメンタリーを観た。
OSO18という家畜を沢山襲っていた、警戒心が強く人前に出てこなかったヒグマ。歴戦のハンター達が追っても駆除には至らず。しかし、町役場の駆除経験のないハンターが仕留めたヒグマが、解体された後にOSO18だったことが判明。一体何があったのか、というもの。
人間からは怪物と恐れられていたOSO18が、食べ物のあるエリアに縄張りを作れない弱い個体で、容易に捕獲出来る乳牛や保護獣であるエゾシカの肉を食べ続け、栄養が偏り衰弱し熊同士の生存競争に残れず、そして最後は家畜を襲うことすら出来ず、どこにもいられずに南を目指したものの、飢餓状態の中で討たれたというのが何とも言えない気持ちにさせた。
エゾシカが絶滅の危機に瀕して保護し続けて来たが、近年は数が増え過ぎて駆除するまでになった。そのエゾシカが死んだあとの肉を、縄張りの張れぬ弱い個体だったOSO18が食べて肉の味を覚え……というのが人間の業の深さというか、どうにもやり切れないと思ってしまう。
午後はそんな気持ちを抱えて、今日から始まった古書市に行った。ここにいる人たちは皆んな本が好きなんだなと思って、嬉しくなった。遠藤周作の随筆を買うか迷ったが、他の作品を読んでからかなと思い、とりあえず保留。その後は丸善に行き、4冊購入。好きな本が最近文庫になったので買うかどうかかなり迷ったが、いつでも読みたいので購入。とりあえずドストエフスキーを読まねば。紅茶屋に寄って2種類購入した。私はコーヒーが飲めないので、紅茶をよく飲む。フレーバーティーが結構好き。その後は帰宅。そう言えば、お昼ご飯は食べなかった。
歩いてお迎えに行き、娘と話しながら帰る。ちゃんと家庭科室に行けて良かったねとまた言われた。夜ご飯、温かいわかめうどん(生姜のすりおろし乗せ)。
仕事をする体力は戻ったが、長時間出歩く体力はまだ戻っていないみたいで、食後にソファでうとうとしてしまった。娘に起こされた。面倒だがスキンケアはしっかりして休む。寝る前にドストエフスキー