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何かこそこそしているな(日記)

2024年3月30日(土)晴れ


今日は私の誕生日だった。恋人が来てくれるので、娘と駅まで迎えに行った。娘はバス停に向かう時にスキップしていたり、ホームに着いて「まだ〜?」と言っていたりした。新幹線が止まったらジャンプしていたし、恋人が降りてきたら抱きついていた。ずっと待ってたもんねと思った


みんなで丸善に行った。私は安部公房の新刊を買った。新潮社には、この調子で絶版本の復刊をして欲しい。その後はカフェでお茶をして、バスに乗って帰宅。私はピザを受け取りに行き、2人は公園へキャッチボールをしに行った。久しぶりにピザを食べたが美味しかった、また口蓋を傷つけてしまった

食後、娘が手作りしてくれたフルーツゼリーを食べた。何かこそこそしているなと思ったら、昨日中に作ってくれたらしい。切り分けて食べたが、美味しかった。今まで食べたどんなゼリーよりも美味しかった。恋人は甘いものはそんなに食べないのだが、折角作ってくれたからと食べてくれた。私は彼のそういうところがいいと思う。娘と恋人から各々、素敵なプレゼントをもらったが、今日お祝いしてくれたこと自体がプレゼントみたいなものだった


その後は囲碁をした、私は弱いので殆ど参加せず見ているだけだったが……変なところでパスを押してしまい、単なる足手纏いだった。難しいことはよく分からない
その後はバスに乗って駅まで行き、お夕飯を食べてホームまで見送りに行った。行きのバスの中で、娘は恋人の隣で爆睡していた。あの懐きっぷりはすごい


家を出る前、恋人が「娘が寝てから開けて」と言って何か渡してくれた。それはまだ開封していないので、日記を書き終わったら開封の儀を執り行う


私はここ10年ほど、誕生日が嫌いだった。あんまりいい思い出がなかったし、ただ歳をとるだけみたいに思っていた。でもこうして、娘や恋人がおめでとうと言ってくれたり、私のために一生懸命考えて色々してくれたことが嬉しくてたまらなかった。2人が仲良くゲラゲラ笑っているのを見るのも嬉しかった


この時間だけど、開封の儀を執り行なったあと、娘が作ってくれたゼリーを食べて寝ようと思う

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