体罰=虐待
おはようございます。
タカシです。
スッキリよく眠ることが出来ました。
21時には眠りにつき3時に起きる生活が続いていますが得るものもあった半面、友人とたまに飲みに行くと盛り上がってきたころには眠いです。
ー体罰=虐待ー
「ほめて伸ばしましょう!!」「体罰は絶対ダメ!!」
今は当たり前になってきた考え方ですよね。
僕が高校生の頃、犬の訓練にはまだまだ体罰が残っていました。
素人向けのしつけ本のなかに「大型犬は悪い事したらリードの持ち手で叩け」と書いてありました。「吠え続ける犬には小屋に向けて空き缶を投げつけろ」とも。
こんな時代の人間ですから僕は犬に対して体罰=絶対悪と思えない古い人間です。
「咬み犬になって殺処分されるぐらいなら今叩くほうがマシ」と考える人間です。
まずそれを前提に聞いてください。
だからって体罰を勧めているわけではありません。肯定もしていません。
ただ体罰=絶対悪だとは思わないだけです。悪は悪です。
犬の世界も教育の世界も体罰と言う暴力が無くなりつつあります。
すごく良い事ですが、体罰が使えなくなったことでいろいろな不具合が出てきたように感じます。
原因は体罰方式で育った教師やトレーナーが次の世代に「体罰は悪!!」「体罰無しでどうやって育てよう?」と考えさせなかったからだと思います。
「体罰は絶対ダメ!!」
なんで?
を突き詰めて考える時期に「保護者・世間・委員会」を恐れ現場で自由な考えが生まれなかったのです。
犬の世界でも「飼い主・世間・愛護団体」で全く同じです。
学校で気になったのは「どうせ殴られないし~」「どなるだけやろ?」とさわぐ生徒の多さです。
これに対して先生が取れる行動は「大きな音を立てる(黒板をたたくなど)」しかないのが現状のようです。
音はなれるし、怒られていない生徒にも恐怖心をあたえるし。。。
あまりお勧めの解決法ではないですが、それしかないみたいです。
「ほめて伸ばそうよ」この考えを突き詰めていければ「どうせ殴られないし~」と言う問題も起きないですし、大きな音を出す機会もないです。
フリーオペラントのような環境をつくり出せと言っているわけではありません。
「ほめて伸ばす」はかなり難しい技術だというお話です。
流行だから使えるのではなく「ほめる」をどれだけ真剣に考え自分のものにできたかが勝負の手法です。
自分の存在を認められて嬉しくない人間も動物もいません。
「自分は存在していいんだ(生きてていいんだ)」と誰かに認められる「ほめられる」ってそういうことだと思います。
これが出来ると体罰も体罰ではなくなるし絶対悪じゃないんです。
ートレーナー漫画ー
まとまりのない事を書いてしまったので最後に「音」について。
先日ネットでトレーナーが主役の漫画を読みました(最初の数話)そのなかで面白い表現があったのでそのことから見ていこうと思います。
主人公の師匠が問題行動(吠え)に対して突然指パッチンをします。
すると魔法のように問題行動(吠え)が止まるんです。
数話しか読んでいないので後でこのテクニックの種明かしがあるのかもしれませんが、これ理屈的には難しくないテクニックです。
実務で使おうとすると難しいですが。
まず条件として大きな音で指パッチンがならせるがあります。
僕が使うと何か道具に頼らなければいけません。
理屈的には鞭や催眠術の応用です。
悪い行動(吠え)に集中している状態を音でびっくりさせて一瞬頭の中を真っ白にさせる、その後良い行動を提示してほめる。
これだけなんです。
じゃあ実務で使うには何が難しいか?と言うとタイミングの取り方、犬の観察力、その後の指示の出し方、ほめ方です。
そして指パッチンを乱用しないトレーナー自身の心の強さです。
魔法も使いすぎると当たり前になり効果が薄れます。
もっと強力な魔法を使うしかなくなります。
指パッチンのタイミングは悪い行動が一瞬止まり休息状態(無防備)になった一瞬に大きな音を出してびっくりさせます。
一瞬です。
テクニック的には呼吸のつなぎ目とかありますがそれだけに集中するのではなく一瞬の無防備状態をつくんです。
かなりの観察力と経験が必要になります。
僕が使っている指パッチンとは全く別物です。
僕は「ハイ注目!!」という目的のために合図として使っていますが、この指パッチンはかなりの高等テクニックです。
そして虐待(体罰)につながる可能性も高い危険なテクニックです。
虐待にならないようにストップできるトレーナーの心の強さが必要です。
僕が使うとしたら鞭などの道具を使うと思います。
鞭は音を出すための道具ですよ!!
みんな誤解してる。。。
音で頭を真っ白にさせる。
これ多用して使えなくなった時、体罰になるんです。
音が通用しなかったら真っ白にさせるには痛みじゃないですか。
だから僕は鞭なんです。
さすがに鞭で殴ったら誰が見ても虐待でしょ?
音の段階で止める事が出来るから。
道具に頼らないと自分を律すること出来なさそうなテクニックだから。
変な文章になりました。
お付き合いいただきありがとうございました。
2019年5月末に出張型ドッグトレーニングスクールを始めました。 犬と飼い主の関係づくりのお手伝いをモットーにやらしてもらっています。 アイコンタクト アイコンタクト とばっかり言う地味なトレーナーです