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Photo by
yusaku
あこがれ過ぎた街
住みたい街がいくつかある。
そこは憧れの街。
その街にどういう商店街があるか、スーパーがあるか、飲み屋があるか、喫茶店があるか、橋があるか、川があるか・・・
今は色んなことを事前に調べることができる。
そして、その街のイメージがどんどん膨らんでいく。
そのイメージにあこがれてしまう。
その状態でたまたまそこに行く機会がやってくる。
とてもワクワクしながらその街に赴く。
行ってみたいお店や行ってみたい場所に足を運ぶ。
あれ・・・何か違う。
あれだけイメージの中でキラキラしていた街が少しずつくすみ始める。
こんなはずじゃなかった。
こんなにいいお店だと思っていたのに。
こんなにいい場所だと思っていたのに。
イメージが膨らみすぎて、あこがれだけが一人歩き。
その場でしか感じられないことがある。
いくら調べてもそこに行かないとわからないことがある。
あこがれることは悪いことじゃない。
ただ、あこがれ過ぎると好きなものも好きじゃなくなる。