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ピンチとその後
ピンチからの学び
今春より取り掛かったプロジェクトは、現在工程の終盤に来ている。
プロジェクトを取り巻く環境は目まぐるしく動いた。キーパーソンの離脱、協力会社の空回りと人手不足、別チームとのコンフリクトと、プロジェクト推進に集中すべき局面でプロジェクトの立て直しが必要になり、頭を抱えた。ピンチだった。その後、行き当たりばったりでもどうにか四方八方動き回り、かなりの空回りを感じながら何とか足掻いてきた。その甲斐あって、何とか軌道に乗りひと段落つき、終わりが見えてきたので、学べたことを記録したくなった。
作業の誘惑
目についたタスクに飛びつき、とりあえずPCキーボードをたたくといったことが日常だ。文字にすると明らかに悪手なのは明らかだが、この引力、誘惑が非常に強く、誘惑に弱いタイプなのも相まって、気づいていもその状態から抜け出せないことが多々あった。
が、人間追いつめられるとできるようになる。何を何のためにどのように行うべきか、当たり前すぎてビジネス書に載らない?レベルの事柄を徹底した。優秀な人なら学生時代から徹底していそう。
WBS、打合せ議事録、課題・ToDo管理表、成果物、ステークホルダーの状況を鑑みて、ゴールに向けて今どんなアクションが必要か、考えて行動しないと前に進まない状況に感謝すべきか。クリティカルシンキングの書籍を読み返している。やっぱり勉強になる。
八方美人の限界
プロジェクトを円滑に進めるためという名目で、ステークホルダーに良い顔をし続けた。言うべきこと、依頼すべきこと、断るべきこと、色々あったが極力飲み込み、必要最低限に抑えた。
結果、他チームが依頼すべきことを実行し、言うべきこと断るべきことは今から言わねばならない状況に陥った。無駄なコンフリクトは避けても、必要以上にコンフリクトを避ける、恐れてはいけないと、本でもブログでも読んだことがあったが、改めて痛感した。
やるべきことは時間の経過でなくなりはしないし、必要ならリスクは取らざるを得ないし、良い顔し続けるのは限界がある。
恐怖、注意力散漫、顔色を伺う
自信がない、成功イメージが浮かばない、相手の反応が怖いといった弱さから、行動できないことが多々あった。それが八方美人の基にもなったのだが、やるべきか否かで判断し、反応がどうあれやりぬくべきだった。自信のなさ、恐怖などはノイズであり、切り離して仕事に集中すべきだった。
人の反応を見てしまう。恐れてしまう。ふてぶてしい方のはずなのだが、武装せず、むき出しの弱い心のまま挑んでしまったようだ。論理を欠いていたとも言えるのか。
とあるポッドキャスターが、自信があるとは、ある行為に関して雑念や恐怖など不要な感情を持たず、行為に集中できる状態と言っていた。
自信が無く集中できていなかった。
次の山を探したい
最後に、今の仕事、プロジェクトは自分の中でもチャンスだと思っている。リーダー経験は中々詰めないものだと思っているし、プロジェクト推進もなかなか経験できない。
だが、この仕事をしている時、我慢している感覚が強い。どんな仕事でも(自覚、無自覚問わず)耐えることは必要だと思うが、ふとずっとこの仕事したいかな?と思ってしまった。
立ち上げからクローズ、そして次工程の立ち上げと、初めて、作業ではなく仕事を、やり切るところで、達成感はある。1つ自分の中で一つの山を登りきった(もうすぐ下山)感覚があり、別の山を探したいと思い始めた。
そして、今までくすぶっていた、自信がなくて蓋をしてきた、グローバルなキャリアが欲しい、世界を舞台にした仕事がしたいという思いが燃え上がってきた。
別の機会にそれをまとめたい。