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台北24時間旅行記(紀行ver.)

※この記事は「体験的側面」を書き綴ったものです。

数年ぶりに台湾へ行ってきました。
台湾への渡航歴を確認したところ、過去に三回ほど旅行してました。ゆえに今回で四回目。はじめて渡台したのはおよそ十年前のこと。新しきを開拓しようというよりは、今までに行ったお気に入りを巡る旅にしようと、弾丸24時間ステイ旅。結果として、とても良い息抜きになりました。


【5時25分羽田空港から、桃園空港へ。】
久しぶりに「空港で朝を迎える」という体験。旅の醍醐味っちゃ醍醐味だけど、やはりしんどい。空港での待ち時間『十角館の殺人』を読んだわけだけど、とてもいい時間潰しとなってくれました。長時間の待ちは長編のミステリーを読むのに相応しい。だけど、超絶眠いのはどうしようもない。
そういえば、出国のスタンプを押してもらえなかったなぁ。AI認証?になっていた。荷物のチェックも簡単で、システムの進化を痛感する。

とにかく眠い



【8時、桃園空港到着。】
機内で入国カードを書かなかったけど、これもデジタルになっていてちょっと焦る。空港のWi-Fiがいまいち繋がらなかったり、項目入力に苦戦したり。紙とデジタルの選択制にしてくれ~ってちょっと思った。けど、無事クリア。この時点ではまだ「海外に来たぞー!」感は薄い。空港から離れて台北へ向かう。ここから24時間がスタート。

機内から出る時に渡されたカード。豚の絵が可愛い。



【9時、特急に乗って台北を目指す。】
台湾で使える電子カードの「悠遊カード」は、前回の渡台時に購入済み。久しぶりの乗車なので残高を調べたら「-43元」と表示されたけど、残高がマイナスになるってどういうことだ。24時間しか滞在しないのであまり使わないかなぁと思いつつ、キリよく500元をチャージ。電車に乗るぞ!

台北のシンボルのカプセルトイ。可愛い。



【10時、台北駅に着く。】
いやぁ…わかっていたけど暑すぎる。何よりも湿度が凄い。私が到着した日の前日に、沖縄地方で梅雨入りが発表されたので、台北にも雨季がやってきたということ。ムッシムシの曇天。髪の毛がフワッフワになる。

台北の駅前工事してた



【11時半、鼎泰豊で昼食。】
「三越の鼎泰豊で昼食をとる」というミッション。ここでミスる。台北駅前の店舗にオープンと共に入店したけど、ここには鼎泰豊がない。それも当然、該当店舗があるのは中山駅前の三越だと、その時ようやく気づく。やっちまった…。即座にMRTに乗って移動し入店。小籠包とパーコー麺、エビと豚の餃子を頂く。おなかいっぱい。

小籠包は絶対に食べたい
パーコー麺も美味しかった


【12時、眠い…。】
荷物は最小限にしたものの、やはりちょっと重い。寝不足と台北の容赦ない熱気でヘロヘロ。本当はウィンドウショッピングや台北駅付近の観光施設を見るつもりだったけど、「荷物だけでも預けよう」と、宿泊予定のホテルへ。ラッキーなことにすぐに部屋に案内してもらえた! チェックインは15時からなのに! ありがとう。

ダブルにアップグレードしてくれた。嬉しい。

冷房を強めに入れて、荷物の整理をしつつ、現地のテレビ番組を鑑賞。台湾のテレビ番組は100チャンネル以上あって、日本のドラマやアニメも見れます。個人的にはカラオケと通販のチャンネルが好き。夜は夜市に行くつもりだったけど、正直もう「台湾のテレビ番組見ながらコンビニご飯で晩酌した~い!」といった気分。“特別なことをしない旅”の方が楽しい。

景観もよろしい


【16時、重い腰を上げて士林夜市へ。】
雨は降ったり止んだり。湿度が高くて髪はボサボサ、しかし肌はプルプル。「夜市でたらふく食べるぞ!」と思ったのに、ちょっと食べたらすぐ満腹になってしまった…。鼎泰豊が効いてる。
ちょっと早かったからか、お店は半分ぐらいしか空いてなかったです。本当は牡蠣オムレツと揚げた臭豆腐も食べたかったけど、満腹で食べれず。士林夜市に行ったら絶対に立ち寄る、地下街のお店も工事していた。またリベンジしたい。

食べたもの
・葱油餅(卵入り) 40元
・ソーセージが入ったライスドッグみたいなやつ 70元
・胡椒餅 50元
・パイナップルジュース 40元
トータル200元でお腹いっぱいってコスパ良すぎな。葱油餅は最強に美味しい。

小降りで歩きやすかった
まだオープンしてない
袋かわいい①
袋かわいい②
目の前で絞ってくれるジュース! うますぎ



【18時、寧夏夜市へ。】
初めての渡台した時から毎回訪れているもう一つの夜市。台北駅からも近く、ローカル色があって大好きな場所。しかし満腹なのでカクテルだけ注文。「台北モヒート」という名前で、紫から緑のグラデーションがとても綺麗でした。
寧夏夜市、以前来た時よりも屋台の数が減ってしまったかな? という印象だったけど、時期とかにもよるのかなぁ。

満腹である


【19時半、ホテルに戻る。】
ホテルの近くに果物屋さんがあったのでパイナップルを購入。そして全家(ファミリーマート)でお酒やおつまみも。お腹いっぱいだけど、もう少し楽しみたくて部屋で晩酌です。

フォーク3本つけてくれた
とりあえずビール
お腹一杯なのにポテチも。牡蠣オムレツ味。

ザッピングしていたらプロ野球に辿り着く!! しかも全試合を見れるとは…いいなぁ台湾。言語は分からないけど野球のルールは分かる。楽しい。次に来た時は球場へ行きたいなぁ。

野球応援も異国情緒が溢れていた


【22時、就寝。】

38時間ぶりに床に就く。市街地にあるホテルだったので、車の走行音や人の話し声も結構聞こえてたのですが、いやはやグッスリであります。大きいベッドで心地良かったなぁ。


【5時、起床。】

本当はもっと寝たかった…。搭乗まで時間がないので、急いで準備。あっという間でした。昨晩食べきれなかったパイナップルを頬張り出発。うん、朝でも暑い。何よりも昨日歩きまくった(26000歩!)ことにより、脚がパンパンである。本当は台北駅まで徒歩で移動するつもりだったものの、歩くと20分の距離なので潔く諦める。ここで、この旅では利用していなかった「バス」に飛び乗りました。数年ぶりだしシステム覚えてなかったし、パニックになるかと思ったけど案外平気だった。メンタルが強くなったな~と思いつつ、バスに揺られ数分で台北駅へ。特急には余裕で間に合いました。


【7時、再びの桃園空港。】

「免税店でお土産を買うぞ!」と息まくも、手持ちのお金が足りない…。ちくしょうの円安である。お土産は買わないという選択もできたけど、個人的にも大好きなパイナップルケーキを食べたかったので、空港内で購入。
朝ごはんはパンとコーヒー。本当は“台湾っぽいもの”を食べたかったけど、どこのお店も量が多かったので断念。アーモンド風味の大きなクロワッサン、とても美味しかったです。

免税店広いのよ
コーヒーとパン


【9時、離陸。】
アッという間の24時間でした。また来るぞ。

最後の最後まで曇天やった


円安だったのでしばしば楽しみ切れない部分はあったものの、街中を歩いていても日本人観光客がほとんどいなかったので、ネガティブな内容の会話に辟易するといったストレスがなくて良かったかな。
十年前と比較して、台北は本当に都会になったなぁという印象です。さらに、台北市内ではモバイルデータ通信が対応されていたり、ゆえに翻訳アプリをスムーズに使えたり、様々な部分で便利さを感じる旅でした。

たった24時間ではできることが限られてしまうけれど、それもこれも、台北に何度も訪れた自分だからこそできる技だったかな。
次に行くときは「行ったことのない地域」へ行きたいし、台北市内でも知らないことが沢山あるはず。台湾のモスバーガーも行きたいなぁ。今度は少し高くても早朝や深夜のフライトは避けよう。睡眠本当に大事。


五月二十九日 戸部井