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intoxicate映画情報(6~8月公開作品)
ふたごのユーとミー 忘れられない夏
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もしも自分がふたごだったらと、子供の頃はよく妄想したものですが、これはなんと、ふたご姉妹の監督によるふたご姉妹の映画。歳の離れた姉妹とも、同い歳の女友達とも違う、双子の姉妹だからこそ感じる繊細な感情を、ユーとミーを通して見事に描いています。BOと JOYCE 2人組からなる女性アイドルグループ、トライアンフ・キングダム(Triumphs Kingdom)の曲が2曲使用されているのですが、超キュート!タイの田園風景も美しい。
監督・脚本:ワンウェーウ&ウェーウワン・ホンウィワット姉妹
音楽:チャパウィット・テム二ティクン
出演:ティティヤー・ジラポーンシン/アンソニー・ブイサレート/他
配給:リアリーライクフィルムズ (2023年 | タイ | 120分)
◎6/28(金)新宿ピカデリー他全国公開
https://www.reallylikefilms.com/futago
このろくでもない世界で
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デビュー作にして、カンヌ国際映画祭に招待され、一躍注目の新鋭となっキム・チャンフン監督。自らも生活苦を味わった下積み時代にオリジナル脚本を執筆。当時の経験を生かして映像のあらゆる細部に迫真のリアリティとヒリヒリとした痛みを宿らせた手腕は圧巻のひと言である。『ヴィンチェンツォ』『ロ・ギワン』などで国際派スターの地位を揺るぎないものにしたソン・ジュンギ、K-POP界の歌姫BIBIことキム・ヒョンソが出演。
監督・脚本:キム・チャンフン(初⻑編監督作品)
音楽:カン・ネネ
出演:ホン・サビン/ソン・ジュンギ/キム・ヒョンソ(BIBI)/他
配給:ハピネットファントム・スタジオ(2023年 | 韓国 | 123分 | R15+)
◎7/26(⾦)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
http://happinet-phantom.com/hopeless/
時々、私は考える
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プロデューサーとしても名を連ね、一から制作にも携わるという新しい挑戦も果たしたデイジー・リドリーが恋や仕事仲間との交流をきっかけに少しずつ変化していく主人公フランを演じる。オレゴン州アストリアの自然と、優しい愛に溢れた人間讃歌。監督は2023年インディワイヤー誌が発表した《注目の女性監督28人》に選出されたレイチェル・ランバート。PTAとジョン・ブライオンのコンビ作品のようなセンスの良さを感じます。
監督:レイチェル・ランバート
音楽:ダブニー・モリス
音楽監修:ジョー・ラッジ
出演:デイジー・リドリー/デイブ・メルヘジ/パーヴェシュ・チーナ/マルシア・デボニス/他
配給:樂舎(2023年 | アメリカ | 93分)
◎7/26(金)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
http://sometimes-movie.jp/
ブリーディング・ラブ
はじまりの旅
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名優ユアン・マクレガーと実の娘で俳優・プロデューサーのクララ・マクレガーがW主演で親子役を演じ、父と娘の“愛と回復への旅の物語”を完成させた。レオナ・ルイスの大ヒット曲《Bleeding Love》は、ユアンと幼い頃のクララの思い出の楽曲で、本作のタイトルにもなっている。さらに、エンディングテーマとしてアレッシー・ブラザーズの名曲《Seabird》をなんとユアンとクララがデュエットで熱唱! 最高のエンディングを彩る。
監督・製作総指揮:エマ・ウェステンバーグ
脚本:ルビー・キャスター/クララ・マクレガー/ヴェラ・バルダー
音楽:レイヴン・アーツセン
出演:ユアン・マクレガー/クララ・マクレガー/キム・ジマー/ヴェラ・バルダー/デヴィン・マクダウェル/ほか
配給:ロングライド(2023年|アメリカ|102分|PG12)
◎7/5(金)新宿ピカデリー他全国公開
https://longride.jp/bleedinglove/
めくらやなぎと眠る女
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世界最大のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員特別賞を受賞、新潟国際アニメーション映画祭で第一回目のグランプリに輝いた『めくらやなぎと眠る女』。本作は音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデス監督が、村上春樹の6つの短編を再構築した、村上春樹原作初のアニメ映画。実写撮影をベースにした独自の技法と緻密な音響設計によって、村上作品のミステリアスかつ生々しいリアリティを見事に映像化した作品だ。
監督・脚本:ピエール・フォルデス
原作:村上春樹 (「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)
声の出演:ライアン・ボンマリート、ショシャーナ・ビルダー他
日本語版演出:深田晃司
日本語版キャスト:磯村勇斗/玄理/塚本晋也/古舘寛治/他
音響監修:臼井勝
翻訳協力:柴田元幸
配給:ユーロスペース、インターフィルム、ニューディアー、レプロエンタテインメント(2022年|フランス、ルクセンブルク、カナダ、オランダ合作|109分)
◎7/26(金)より、ユーロスペースほか全国ロードショー
http://www.eurospace.co.jp/BWSW/
風が吹くとき (日本語吹替版)
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「スノーマン」で知られる作家・イラストレーターのレイモンド・ブリッグズの原作「⾵が吹くとき」(あすなろ書房刊)を、⾃らも⻑崎に住む親戚を原爆で亡くした⽇系アメリカ⼈のジミー・T・ムラカミ(『スノーマン』)が監督。国際情勢が⼤きく揺らぎ、再びリアリティを増す核戦争の脅威について警鐘を鳴らすべく、唯⼀の被爆国であるこの⽇本でも『⾵が吹くとき』が蘇ります。主題歌はデヴィッド・ボウイ。日本語版監督は大島渚。
原作・脚本:レイモンド・ブリッグズ
監督:ジミー・T・ムラカミ
主題歌:デヴィッド・ボウイ「When The Wind Blows」
⾳楽:ロジャー・ウォーターズ
声の出演:森繁久彌(ジム役)加藤治⼦(ヒルダ役)
⽇本語版監督:⼤島渚
配給:チャイルド・フィルム(1986年 | イギリス | 85分)
◎8/2(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
https://child-film.com/kazega_fukutoki/
【掲載号】
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2024.6.20発行号
#170では下記作品もご紹介しています
『ボレロ 永遠の旋律』
『アイアム・ア・コメディアン』