2024年8月の株価急落への対応
2024年の8月初頭に株価の急落が発生しました。日経平均の下げ幅でいえば過去最大だったそうで、歴史に残る株価変動だったことは間違いありません。
多くを有価証券で運用している私の資産も大きく目減りしました・・・が、相場環境を考えると比較的ダメージは少なかった部類だと思います。特に8月5日の底で売却せずに逆に買い向かうことができたことは投資家の端くれとして成長だと感じました。
2024年7月末の時点で、私はあの当時の株価上昇、特に一時的に160円を超えたドル円の為替レートは持続可能ではないと考えていました。ただ、株価指数をショートするのはリスクが大きすぎます(過去に大やけどしました)。このため、以下のようなポジションを持っていました。
積み立てでずっと買っているオルカン
退職に向けて買い進めている分配金目当てメインのREIT
日本株高配当株ETF
為替ヘッジ無し米国債券ETF(主にTMFとEDV)
為替ヘッジ有り米国債券ETF:iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり) (1482)
このうち米国債券ETFは年初から買い進めていたもので、6月から購入額を増やしていました。その結果、ヘッジ有りと無しのトータルで約2000万円くらいまで積みあがっていました。60万円強(3%くらい)の含み損になっていましたが、税引き前で年間3%以上の配当がありますので気長に持つ覚悟はありました。
ただ、1000万円以上保有していた「ヘッジ有り米国債券ETF」はヘッジコストだけで年間5%ほど目減りしていく特性があります。この金融商品は長期保有に向かないので、夏までに為替変動がなければポジションを減らすつもりでした。
そんな中で発生した株価急落、為替の急激な円高。
「とうとう来たか」というのが私の率直な感想でした。
それでもあの底が抜けたような急落は想定外です。株価は27000円割れすると指摘する識者もいて、二番底がくる恐怖がありました。ただ、コロナのときもそうでしたが、こればかりは誰にもわかりません。とにかく買い続けるのみ。JUST KEEP BUYINGです。
8月2日から「ヘッジ有り米国債券ETF」をどんどん売却して、前から狙っていた高配当個別株をどんどん購入。それでも株価は底が無いかのように下がっていきます。そして、8月5日にとうとう日経平均は4451円(12.4%)の大暴落。
怖くなりましたが、それでも買い進めました。そして翌日8月6日からの回復。
一時的な株価の回復(デッドキャットバウンス)はコロナでもありましたので油断はできません。引き続き「ヘッジ有り米国債券ETF」を売却して、REITや高配当株を買い進めました。
その後、現時点(8月14日)では日経平均も36200円まで回復しました。ここまでは、自分なりにうまく立ち回れたと思っています。ドル円レートは比較的円高な水準にとどまっていて為替差損が発生しています。ただ、為替は気にしてもどうしようもないのであまり考えないようにしています。ドル建てだと私の資産は増えている計算になりますので・・・(なぐさめ程度ですが)。
と、いかにも大成功のように書いてきましたが、高値でつかんでしまった日本株高配当株ETFがあり、私の資産は2024年7月上旬の水準にはまだ戻っていません。
ここからどうなるかは全くわかりません。普通に考えれば米国経済のリセッション入りで米国債ETFが上がり、株価は下がるはずです。ただ、そう簡単にはいかないのが相場。ここからは着々と積み立てで日米の高配当株ETFと米国債ETFを買い進めて様子をみていきます。
以上、ご覧いただきありがとうございました。