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概説書の役割2

有斐閣の目録を見ていたら、教科書採用ランキングが掲載されていました。

教科書採用ランキング

国内法、特に六法は「標準」レベルの書籍が上位に来ていますが、国際法は3位のアルマを除いて「入門」レベルなのか、というやや複雑な思い(アルマも入門レベルだと思うんですが、有斐閣の分類だと「標準」になっています)。『ビジュアルテキスト国際法』は確かに随所に工夫が凝らされている良書ですが、しかしあくまで法学部以外の専攻の学生向けなどを対象にした書籍で、同様の書籍が上位に来ている分野は他にありません。マーケットがこういう状況なのと、概説書が欧語文献を参照しないのとは関係するんだろうな。

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