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不可視の世界へ

「可視の世界と不可視の世界両方で同時に働き生きる信憑性のある人々が増えることで、科学は超感覚を認めて新しい時代を迎え、物質主義は消え去る」

上記の文章は、昨年12月に書いた記事に引用した秘教の言葉。この文章を読んだ若者から、嬉しい問いが届いたのでまとめてみました。
①何をもって不可視の世界というのか?
②可視と不可視の世界を同時に働き生きる信憑性のある人とは?

①何をもって不可視の世界というのか?

「すべてはエネルギーで創造され、つながっている」ことを公理とすると、「不可視の世界とはエネルギーの世界である」と定義できるだろう。「エネルギーがある」という前提で世界をみる人達が「秘教徒」であり、秘教とは「エネルギーの科学」の別名である。
現在の進化段階では人間の肉眼は「物質」しか捉えず、エネルギーを視ることは未だ出来ない。しかし人類が進化すればエネルギーを視る透視者が増えると言われている。透視者が増えればエネルギーを視たり感じたりする人が「不可視の世界」を認識して、その世界にこそ「リアリティがある」ことを明らかにするのだ。つまり透視者はエネルギーを観察しつづけることで、「不可視の世界にあるエネルギーこそが創造の源。それらは意図や意志、そしてカルマや動機である」ことを悟り、それらのエネルギーが働いて物質が出現する「創造の法則」に気づくからである。
創造の源であるエネルギーこそが「真のリアリティ」だと秘教では伝えている。そこから生まれる物質(形態)は時間がたてば朽ちたり滅びるが、創造の源のエネルギーは宇宙にくまなく永遠に存在し続ける。よってエネルギーに心を拓く人が社会に増えれば、可視できる世界より、不可視の世界に意識の重点は移り、真のリアリティは不可視の世界にあることがわかるだろう。この「エネルギーの世界に心を拓く人」を増やすことが、秘教徒の使命でもある。

②可視と不可視の世界を同時に働き生きる信憑性のある人とは?

エナジーの世界にこそ「リアリティ」があると信じながら、同時に現実の世界で創造行為もできる人が新しい時代を創造していく。不可視だけを信じるスピリチャル主義でもなく、可視だけを信じる物質主義でもなく、どちらの世界もバランスよく生きる人が主流になることが、(時間はかかるだろうが)この地球の進化計画である。
エネルギーを読む透視力は「魂に備わっている能力」と言われる。トレーニングすれば再現可能な誰にでもあるサイキック能力だと古代の智慧も伝えている。そして魂意識を生きることで、エネルギーを感じる、そして視る能力を持つ人が増えていくであろう…と秘教学では予言している。つまり②の質問に直球で答えれば、エネルギーが視える透視者であり、大きく解釈すれば「魂意識を生きている人」である。
透視体験者が増えれば、自然に「あ、あなたにも視えてたのね」「そうそう私にも視えてた」という共通体験は共有されるはずだ。(人は同類者とつながりたくなる性質がある)いや、すでにその共有化は始まっている。ただ「怪しい人」と見られたくないがゆえに「非公開の場」でヒソヒソと語られるだけだ。「不可視の世界」はあると確信している人が増え、その体験が共有され積みあがれば「信憑性」が生まれる。時間が必要なプロセスではあるが、「不可視の世界があることを認めない限り、人類の進化はない」という認識が広がれば、積みあがった信憑性あるエビデンスは善意ある科学者たちによって証明されていくだろう。
*「不可視の世界があることを認めない限り、人類の進化はない」→について語ると長くなるので端折るが、これは急務だと私は感じている。死刑制度、教育制度、移民問題、環境問題…すべての問題解決は物質次元からエネルギーの次元に意識を変換することで始まると考えている。

真の科学の時代になるためには、エネルギーが視える人、つまり「魂意識」を生きる人が増えていくことである。そのために私は「魂とはそもそもなんなん?」をはっきりと認識したくて、秘教学を学び始めた。たましい、たましい…って連呼する歌もあるが、「魂ってなによ?」と聞けば、百人百様のもぞもぞした答えしか返ってこない。まだ社会は「たましい」についての共通認識の必要性を感じていないのだ。でも少なくとも私はその必要性を感じている。だから、一人でも「一緒に探求しよう」という仲間がいたら大切な出逢いだと思っている。

だから、Hさん問いをありがとうございました。また対話する日を心待ちにしています。


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