服部のり子

音楽ライター/構成作家 レコード会社を経て、音楽ライターになる。雑誌、新聞、webなど…

服部のり子

音楽ライター/構成作家 レコード会社を経て、音楽ライターになる。雑誌、新聞、webなどに記事を執筆する一方で、ラジオ番組の構成やJAL機内番組『ジャズ』の選曲などを手懸けている。

最近の記事

interviews#4 ミュージカル俳優・中井智彦 Part2

『ジェーン・エア』の出演 ――2023年3月からはジョン・ケアード演出のミュージカル『ジェーン・エア』に出演されますよね。 「『ジェーン・エア』は、「女性はこうあるべき、こうじゃなくてはいけない」ということをジェーンが壊していくんですね。そのなかで僕らの役は、「こうあるべき」と枠に押し込めるような周囲の人間。こういう作品におけるジョン・ケアードの演出も「君たちの個性をまず出して」と、そこから役に入っていくというリアリティを重視する方法です。これまでに『キャンディード』もジョ

    • interviews#3 ミュージカル俳優・中井智彦 Part1

      デビュー15周年を迎えての現在地 ――中井さん、15周年を迎えていかがですか。何周年という節目を大事にするタイプですか。それとも単なる通過点ととらえていますか? 「15周年で初めて過去を振り返りました。5周年、10周年とあったはずですが、多分これまでは振り返りたくなかったんだと思います。特に劇団四季を退団した後は、これからどう進んでいくのか、どこへ向かうのか、とにかく前を向いていかないといけない。どこか恐怖心があったんだと思うんですね。だから、15周年を迎えて、過去を振り

      • interviews#2 バドミントン渡辺勇大選手お父さん、渡辺雅和さん

        勇大選手がバドミントンを始めたきっかけ ーー雅和さんもバドミントンをされていましたよね。勇大選手は、2世として英才教育を受けてきた選手なのでしょうか。 もう全然(笑)。ただ2歳か、3歳頃に運動神経が良さそうだと思ったので、学童保育の野球とか見学に行かせるなかで、選択肢のひとつにバドミントンもあったというだけです。 ウチは共働きだったので、土日にやっているスクールを探して、唯一あった小平ジュニアというチームに入れることにしました。それが小学2年生の頃ですね。小平ジュニアがオ

        • interviews#1アレクシス・フレンチ 「クラシカル・ソウル」のピアニスト

           アレクシス・フレンチのピアノには物語を語りかけてくる力があって、そこから映像のイメージが広がっていく。初めて彼のデビューアルバム『エヴォリューション』を聴いた時、満ち足りた歓びが心の奥深くから溢れ流れてくるような感覚に襲われた。この感情は何なのか。それが出会いだった。  UK出身の彼は、4歳で家に流れるスティーヴィー・ワンダーの曲に合わせて、ダイニングテーブルを鍵盤代わりに力強く弾いたのが最初だった。そこから先生について、ピアノを習うようになるが、父親が探してきてくれた先

        interviews#4 ミュージカル俳優・中井智彦 Part2