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時間がないなら、作れ!〜『時間錬金術』〜【1月仕事・時間術チャレンジ4】

今日の本はコチラ。

『時間錬金術』

「時間が足りない!」と思った経験は誰しもあると思います。では、その時間が錬金術のようにムクムクと増えてくれるなら……? 本書はやり方や考え方ひとつで時間を増やせるコツが全部で100個書いてあります。

時間の使い方が上手くなる方法は、なんだか断捨離法に似ている気がします。あの片づけ術で世界的に有名になった近藤まりえさんの本にもありましたが、まず自分の持っているものを全部出して並べるところから始めるそうです。それと同じように時間の場合も全部出して並べてみるのです。この場合は、毎日の時間をどう使っているのか、まずは現状把握から始めるのですね。1日24時間何をしたか、まずは記録します。といってもすべてではありません。睡眠、食事、入浴など生活に必要なことはのぞいた残りの時間に何をしているのか、把握します。これが本書のコツの一番目になります。

さらにその記録した時間を分類するのですが、本書ではコヴィ博士の『7つの習慣』にある考え方を使います。「時間管理のマトリックス」と呼ばれるその考え方は、7つのうち、第3の習慣にあたるものです。

まず、時間を四つの種類に分けていきます。長方形を十字で区切って、四つの場所ができた、と思ってください。左上が第1領域、右上が第2領域、左下が第3領域、右下が第4領域となります。この四つを「緊急」と「重要度」で区別します。

左上は、緊急かつ重要
右上は、緊急でないが重要
左下は、緊急かつ重要でない
右下は、緊急でなく、重要でもない

となります。自分の時間の使い方をこの四つに分類してみます。本書では、

左上は、緊急かつ重要 =必須時間
右上は、緊急でないが重要 =充実時間
左下は、緊急かつ重要でない =邪魔時間
右下は、緊急でなく、重要でもない =無駄時間

と定義されています。さて、どの時間を増やし、どの時間を減らすべきなのでしょうか?

やはり自分のやりたいことをやり、やりたくないことはできるだけ少なくするのがポイントでしょうね。でもそんなこと言われても世の中やりたいことだけやればいいってもんじゃない、と思う方も多いかもしれません。でもそれでもやりたいことをやるのが一番だ、と私は思うのです。それは私自身が好き、かつ得意なことを仕事にして、それを核として人生を組み立てた結果、極めてストレスフリーな人生が送れている、と思うからです。

会社員でもフリーランスでも、何にでもやりようはあります。自分の場合に当てはめて、よいものは取り入れ、不向きなものは無視して、自分なりの納得いくやり方を模索するのがよいと思います。

ひとつ面白かったコツは、「仕事で使わない外国語学習はほどほどに」でした。私がまともに仕えるのは英語だけですが、基本的に語学習得が好きなんですね、わたし。だから大学で少し取ったけど使い物にまでなっていない、中国語とドイツ語はいつかやりたい、という気持ちがあり、コロナの年に中国語を真剣にやろうと学習教材を取り寄せたことがありました。中国語も分かる英語通訳者だったら、今九州に進出している台湾の半導体企業でも仕事できるかも、と色気を出したところもあります。

でも、仕事で使えるようにまで習得するのはただ事ではありません。語学屋の悪いクセでどうしても完ぺきにやろうとしてしまうところがあります。でも本書で「語学バカになってはならない」と書いてあるのを見て、反省しました。

好きな小説も英語が原著だとついつい「これは英語で読むべきでは?」と先送りにしている本がけっこうあるのですけど、これもこだわらずに日本語でよんでしまえばいいんですよね。中身を読むことが大切で、英語で読むことが目的ではないのですから。

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