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だからどうやって学んだらええねん? 〜『子どもの英語にどう向き合うか?』『やっぱり英語をやりたい!』〜【夏休み新書チャレンジ17、18】

夏休み新書チャレンジ、とうとう14日目です。
今日で2週間経ちました。
やればできるもんですね。
来週は本業以外の案件が結構入って本当は夏休みじゃないのですが、まずは宣言通り続けるつもりです。

今日はまた英語関連本やりますよー。
このチャレンジでは基本的に未読の本を選んでいますが、今日は既読本から紹介しました。先日、NHKビジネス英語を長年担当された杉田敏先生の本を取り上げました。

そこで今度は同じくNHKの語学番組繋がりで、英会話番組に今も出演されている鳥飼玖美子先生の本を紹介します。同時通訳者からキャリアをスタートされているところが個人的に親近感を覚えます。

1冊目は、『子どもの英語にどう向き合うか』です。

小学校から英語が必修になって早期英語教育が過熱しているようですが、結論としては英語に限らず、小さいうちから強制的に勉強を詰め込むのはいかがなものか、というところになるでしょうか。

あと言葉に対する考え方にもとても共感するところがありました。人間の思考がやはり言葉によって成り立っていることを考えると、母語つまり我々日本人の場合は日本語の運用能力を育てておくことで、英語を第二外国語として学ぶ時に何かとベースになるはず、というのです。美しい発音でペラペラ話せるのはもちろん素晴らしいことです。でもその中身が伴っていなければどうしようもないですよね。その中身とは思考です。しっかりと考える能力を育てておけば英語のみならず他のどんな分野でも長じて興味を持てば学ぶことが可能だろう、ということです。

あと興味深かったのは江戸時代のオランダ通詞の話です。私とは言語・時代違いの諸先輩方ですね。英語を学習するように命令を受けたのに日本には当時英語のネイティブなど存在しない。できるのは文献で読み書きをひたすら学ぶことだけ。ところが黒船でペリーがやってきたとき、英語で対応することが可能なほど英語を話すことができたそうです。

これはすでにオランダ語という外国語を学んだ経験があったことに加えて、十分な読み書きの下地があったからこそ、と言えます。日本の英語教育は読み書き文法偏重でちっとも話せないではないか、とよく言われますが、読み書きなしに外交でも通じるようなきちんとした英語を話せるようにはとうていなりえないと思います。

2冊目は昨年末に出版された比較的新しいもので、『やっぱり英語をやりたい!』です。この本ではQ&A形式で英語のお悩みに対して鳥飼玖美子さんが回答していく、という形式になっているので、自分が気になるところを拾い読みすることもできます。今、英語の専門家ではないけど英語を学んで自分の武器にしている人達の学び方を引用しているところがたくさんあり、自分とタイプが似ている人がいればまずはそっくり真似てみてもいいですね。

ChatGPTなどAIも出てきているし、どう英語学習に活用していくかなどホットな話題も盛り込んであります。あんなに一瞬で訳してくれたりするAIがあればもう英語をわざわざできるようにならなくてもいいんじゃない、という話もあるけど、私の基本的な思いは鳥飼玖美子さんと同じです。

「やっぱり英語、やりましょうよ!」

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