見出し画像

逮捕する!

“Stop! I may be under the table , but you’re under arrest.”
「私は机の下にいるけど、お前は逮捕するぞ!」

この英文は日本語にしにくいですねぇ。だって日本語では「机の下にいる」ことっと「逮捕する」のはまったく違う言葉だもの。

こんな感じの文化や言葉に頼ったジョークをスピーカーが話したとしたら、通訳者はどうするでしょうか?ギャグは説明すると興醒めしちゃうでしょ。

それはね、、、最終手段です。「この人はジョーク言ってます!笑ってください!!」と言うんですよ(笑)

実は私もこういう場面に出くわしたことはないのですが、諸先輩方にお伺いしたことがあります。語呂合わせとか、文化的なジョークとか、訳せないものはあるのです、、、そう考えると落語を英語でやってた桂枝雀さんはすごかったんだなぁ、と思ったりします。

通訳者は言葉を訳してる、というよりは言葉で表された概念を反対言語で「話して」いるのですよ。だから言葉を訳すようなジョークはちょっと難しくなるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?