人生を変える? 人生が変わる? 〜『人生を変える読書』〜【11月読書本チャレンジ7】
今日は、『人生を変える読書』をとりあげます。
私がこの本見つけたのは帯にある「出口治明推薦!」の文字のおかげでした。よくよく読んでみると、著者の堀内勉氏は『読書大全』を書かれた人でした。実はこちらの本、書店で見かけて興味は持っていました。でも「世界のビジネスリーダーが読んでいる」と表紙にあるものだから、ついつい「わたし、ビジネスリーダーをちゃうしぃ〜?」とあまのじゃく精神を妙に発揮して買わなかった本でした。
大変申し訳ございませんでしたっ!
『読書大全』も読ませていただきます。
おりしも『百冊で耕す』で信憑性の高いリストに基づいて本を読み進めることの大切さを重々理解したところです。『読書大全』も参考にすべきリストです。特にこの『人生を変える読書』を読んだ後では。
今日で今月7冊目。しかし「読書」というジャンルでは、すでに他の本と共通するコンセプトがいくつも出てきています。まずは「アンチライブラリー」という概念ですね。
これこれ! 積読のことですね。『積読こそが完全な読書である』で言ってたことと同じです。「アンチライブラリー」は積読を意味するようです。アンチとありますが、反面教師とかそういう意味合いではなく、目に付いた本は興味があれば、即買いなさい、ということです。もちろん、自分の経済力次第ですが。おそらく私も自分の可処分所得の中で本が占める割合が分不相応に高いだろう、と思います。「本は一期一会」よく聞きます。もし今興味を引く本があったのにそこで手に入れなければ、あとからまた出会う可能性は低いと言えます。だって世の中出版物であふれてますからね。
もっとも他の人が紹介しているのを見て、「あれ? これはどこかで聞いたような……と記憶が蘇ることもありますが。私は3年ほど前からNotionというクラウド型のアプリで蔵書を管理しています。まだまだ元から持っていた本は入力できていませんが、その後うちに来た本はチェックしています。その中で「興味はあるけど今はどうかな」という本を未購入のカテゴリにしているので、気になったときはそこを見ることができるようにしています。
でも時間が経つとなんでその本に興味を持ったのか、という想いがスポンと抜け落ちてしまうことがあるんですよね。そんな風にあまり記憶に残っていないものは、あまり感情を動かしていないんだな、と思って後からでも買わないことが多いかもです。
読書は何のため? 教養をつけるためとか、資格試験に受かるため、とか、ビジネスマンなら当然読んでおくべき、とか、はたまたAIに使われないために、などいろいろな目的が書いてある本もあります。でも私は読書には何か特定の目的がない方が好きですね。読みたいから、読む。面白いから、読む。そして読めば読むほどもっと読みたくなる。そういうものだと思っています。
本書でも似たような見解は書かれていますが、やはりビジネスマンとしてキャリアを踏まれた著者は、
と書いています。精神の栄養、それが読書の役割のひとつ、と言えるのかもしれないですね。読書を糧に立つ。とてもいいと思います。
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