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脳もワークアウトするべし!〜『BRAIN WORKOUT ブレイン・ワークアウト』〜【9月実用書チャレンジ12】

今日は、『BRAIN WORKOUT ブレイン・ワークアウト』です。しばらく他の本と並行して読んでいましたが、読み終わったので取り上げます。確か8月の終わり頃だったでしょうか、今日のKindle本お買い得情報のメルマガに紹介されていたところを即買いです。

「脳科学」「AI」「知的生産性」「読書」「認知」という感じの言葉が近ごろ私の大好物となっておりまして、そのすべてに関係しているという自分の興味に99%マッチした内容でした。

まずは脳の機能について。「運動すれば頭がよくなる」というのは、アンデシュ・ハンセン博士の『運動脳』を読んでから私の頭の中では常識となっています。脳には6つのブレインモードがある、と説く本書でも第一に来ているのは、「運動モード」でした。

そして次が「睡眠モード」です。これもまた『熟睡者』『睡眠の法則』その他複数の本で睡眠については私も読み倒してきてております。寝ないと、しかも質のよい睡眠を取らないと、頭よくならないし、健康にもならないよ? 日本人寝なさすぎ、ダメダメよ? ということです。ちょっと端折りすぎですが……

そして、「瞑想モード」と「対話モード」。認知革命と精神革命により知性が誕生した、と説いています。認知革命は私も読んだベストセラー『サピエンス全史』から来ています。

その次に来るのが、「読書モード」。グーテンベルクの印刷革命が15世紀に起きました。そこで「書物を黙読することから過去の叡智を学び、著者との対話から思考を深める」ことができるようになりました。

ここで大きく取り上げられていたのが、私も今月のチャレンジで先週読んだメアリアン・ウルフ博士の本です。本を読むこと、そして人間の認知の発達との関係について詳しく書かれている本でしたが、本書でも読書モードの章で大きく取り上げられています。私が先に読んだ『プルーストとイカ』より『デジタルで読む脳 X 紙の本で読む脳 :「深い読み」ができるバイリテラシー脳を育てる』から引用が多いようです。

こちらは私もまだ読了していないのですよ。並行読み中です。

他にも私のお気に入り本『積読こそが完全な読書である』の引用もあり、とにかく買って積め、その中から大事な本を見つけ出して読みつぶせ、とあります。読書の章では、同書でもでてきたショーペンハウアーの『読書について』、それとアドラーの『本を読む本』からも多くの引用があります。

この読書モードの部分だけでも、他の類書一冊分の内容が書かれていると思います。『積読こそが……』も含めて一読してみると読書の見方が変わると思いますよ。

そして最後が「デジタルモード」です。
これがまた、今の私たちにとって大切な部分になりますね。
同時に人によってまだ対応が異なるAIのことも大きく関係してきます。

この6つのブレインモードをどのように相互連携させていくのか、著者もいろいろと実践されています。ポイントは本書を読んで、いかに自分のやり方に落とし込んでいくか、となりそう。私の場合、ライティングを毎週出す、という状況に置かれたとき、書いてみたいネタをどう日常から拾い上げて整理しておくか、と考えたときにはじめて「知的生産性」という言葉が視界に映りました。

そこからの試行錯誤はいまもまだ続いています。おそらく死ぬまで終わらないでしょう。この道を行くときに先達のこの本に出会えてよかったと思います。

昨日のチャレンジは、コチラ↓↓↓

9月実用書チャレンジをまとめたマガジンは、コチラ↓↓↓

夏休み新書チャレンジをまとめたマガジンは、コチラ↓↓↓


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