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「名著」を読むこととは? 〜『「名著」の読み方』〜【11月読書本チャレンジ13】

NHKの「100分de名著」という番組、ご存じでしょうか? 25分の番組4回で一冊の「名著」について取り上げる番組です。伊集院光と安部みちこアナウンサーが毎回ゲストに指南役を迎えて名著をひも解いていきます。

私もこの番組好きなんですよ、と言いつつも、毎回見ているか、というと実はそうでもない。ここに名著の近寄りがたさと言いましょうか、そんな敬遠したくなる気持ちも含まれているように思います。今日はその「100分de名著」のプロデューサー、秋満吉彦氏の『「名著」の読み方』を取り上げます。

『「名著」の読み方』

「はじめに」に、こうあります。

「名著」と呼ばれる本はどれも、そのように時代を超える普遍性を宿している伊からこそ、多くの人が「この本は後世に残していくべきだ」と考え、長年の風雪に耐えて読み継がれることになったのだと思うのです。

はじめに

「分かってる! 分かってるけどなかなか読めないの、難しくて!」と思いませんか? 私もそうです。「名著」と言われるものは名前だけは知っているものの、読んでないものがたくさんあります。何か活字を読んではいるのですが、それが名著や古典とは限らない。そんな自分ですが、なんとか世の名著なるものをもっと読みたい、と最近思い立っているところです。

というのも、ジャンルによっては名著を1冊読んでいれば、比較的最近出版されたものは読まなくてもいい、と思うことがあるからです。すでに「古典」と化したものは古びている部分が多少あっても、根本のところ、つまりいわゆる基本は古典一冊で事足りるのではないか、と感じたのですね。もちろん、世に数多出版される本の中にはたくさんのよい本があります。きっとその中に「名著」も入っているでしょう。でも「はじめに」で語られているように年月を重ねてもなお残っているのは、内容に普遍性があり、今でも大切なことが含まれているから、でしょう。

じゃあ、どうしたらその「名著」が読めるの? という問いに対して、著者がご自分のやってきたことを示してくれています。

「1日5分」から始める
本に名前をつけて、話しかける
「面白いと思える部分」を見つけて、愛おしむ

第1章 本を読む準備

まずは読もう。
ページを開こう。
そうしないと始まらない。

『三行で撃つ』の近藤康太郎氏によれば、主宰のライター塾では毎日2時間の読書が必須条件、とのこと。でもライターになるわけではない人は、この本によるとまずは5分から、でよいそうです。

少しずつでも読み続ければ、マルセル=プルーストの『失われた時を求めて』も1年で読み終わる、とは近藤氏も認めるところ。少しずつでも名著を読もう、とまた気持ちを新たにできました。

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