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イメージ大事!
英語には「句動詞」という「動詞+前置詞、副詞」の組み合わせからなる語彙が存在します。”Phrasal Verbs”と呼ばれるその語句たちは、大学時代にイギリスへ留学したときの私をずいぶん困らせてくれたものでした。
例えば、
“break into”
“break off”
“break out”
“call for”
“call on”
などなど、簡単な語句なのに使われると、「ん??」と理解するのにワンテンポかかるような感じです。
日本語で言えば、単語ひとつの動詞が漢字の語句、句動詞がひらがな交じりの口語的用法、ということになるのでしょうか。日本語だったら漢字の熟語よりひらがな交じりの方が簡単です。それと同じように、私たちノンネイティブからすると句動詞の方が分かりづらいのですが、おそらく単語の意味を感覚的に学習しているネイティブにとっては、句動詞の方が分かりやすいのでしょう。
つまり、句動詞はノンネイティブには分かりにくい、だから直訳ではなくイメージで覚えるのが吉である、ということなのです。
先ほどの例ですが、”break into”はどういう意味だと思いますか?
“break”は「壊す」? “into”は「中へ」?
では例文で、
“I heard some kids broke into school yesterday.”
となると、どうでしょう?
「壊して」学校の「中に入る」??
ということは、侵入する、押し入る、という意味になるのですね!
“break”の持つ「壊れる」「破れる」「壊す」というイメージと、”into”の持つ「中へ」というイメージの合わせ技で意味が構成されます。動詞の持つイメージ、そして前置詞や副詞の持つイメージを合わせて意味をつかまなければ正しく理解しにくいですね。
これを直訳で何もかも覚えていると応用がきかず、また覚え方が機械的になり、暗記が苦痛になってしまいます。単語の記憶から、イメージでつかむこと、語学学習だけでなく、とても重要です。
英語と日本語の間で、その語句の意味が100%イコールになる単語は滅多にありません。名詞なら重なりやすい場合もありますが、たいていの場合、その語句の持つ意味の一部が同じ、というだけのことが多いです。
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例えば、「保つ」という日本語は、温度を保つ、とか、よい関係を保つ、などの場合、"hold"で表現することができますが、"hold a meeting"の場合は、「会議を開催する」となり、「保つ」では意味が通りませんね。語句の守備範囲が違うので、一部重なっているだけなのです。
日本語はともかく、英語の「守備範囲」を理解するには、英和辞典ではなく、英英辞典を使うのがオススメです。
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