長期インターンと短期インターンの違い
ひろです。
インターンに関してよく聞かれる質問が、「インターンはどれくらいの期間行ったほうがいいの?」というもの。
その問いに対する答えは、「目的や目指すものにより短期で行くべきか、長期で行くべきか異なる」です。
まず、長期インターンと短期インターンの違いを説明します。そのあと、長期インターンと短期インターン、それぞれどんな人におすすめなのか、ということを綴ります。
①長期インターン
長期インターンは、半年~1年のことを指す場合が多いです。英語圏ではフルタイムもあれば、語学学校に通いながら、パートタイムで働くという場合もあり、東南アジアでは日本人経営のベンチャー企業に入って、社員と同じく週5日以上フルタイムで働くという場合が多いです。
ベトナムのベンチャー企業インターン出身なので、東南アジアでのインターンの話になりますが、東南アジアでの長期インターンの特徴は
「任せられる仕事の裁量権が圧倒的に大きい」
ことです。
会社やその会社のフェーズにもよりますが、
新規事業立ち上げや支店や拠点を一人で任されるといったレベルの大きさの裁量権を与えてくれる場合が多いです。
長期インターン生は、会社としては教育した後にもしばらく辞めずにフルタイムで働いてくれるので、社員と同等の仕事を思い切って任せることができるためです。短期だと、教えてもすぐにインターン期間が終わってしまうので、拠点を任せることなどは難しいです。
そして、仕事の仕方は経営者の方から教えてもらえる場合もあれば、自分で考えてやってみろ、というスタンスの会社もあります。
一事業や一拠点の売り上げをすべて自分で作らなきゃいけないので、非常に責任が重いですが、営業やテレアポ、サイト運営など、毎日が勝負ともいえる業務に携わることができます。
その際、毎日勝負に出て、上司やお客様からフィードバックをもらったり、自分で振り返ったり、ネットで情報収集をしながら、「明日はこうしてみよう」と考えて、次の日の仕事に臨むこのサイクルはまさに「高速PDCA」の連続。
「PDCA」とは「Plan→Do→Check→Action」で、試行錯誤を繰り返しながら前進していくことにもつながります。
このサイクルを速く回せるということは成長スピードが圧倒的に速いです。日本で大学に通うだけではなかなか経験できません。
②短期インターン
短期インターンの期間は2週間程度のもの~1か月程度のものが多く、プログラムに申し込んで、団体で海外に渡航します。
ベトナムの武者修行プログラムとかですね。
例えば、武者修行プログラムの場合は、海外であるベトナムに飛び込んで、実際に現地のカフェやお土産屋さんに入って、自分たちが事前に一生懸命に考えたマーケティング施策を実践して、お客様や市場の反応を知ることができます。
もちろん、施策を考えるうえで、研修で事前情報のインプットや大人の方からの質の高いフィードバックをもらえるなどのフォローつきです。
長期インターンと比べると、任される仕事の裁量権はあまりなく、一プランを考えて実践してみるというアウトプット型の勉強というスタイルになります。これが悪いというわけではなく、
むしろ2週間でも現場で自分たちが考えたことを実践でき、フィードバックを受けられるので、アウトプットとインプットを繰り返す「PDCA」サイクルを回す練習にもなり、非常に有意義です。ただ、短期なのでそのサイクルが1回~数回で終わるという話です。
では、長期インターンと短期インターンそれぞれどんな人におすすめなのか?
①長期インターンがおすすめな人
・これまでの限界を超えて、圧倒的成長をし、自分を変えたい人
・成長志向が強い人
・将来起業したい人
・自分で事業を動かすことを経験したい人
・厳しい環境だからこそ頑張れたり、難しい挑戦をして達成感を得たいドMな人
・半年~1年間大学を休学してもいい人
②短期インターンがおすすめな人
・あまりまとまった時間は取れないけれど、日本ではできない有意義な経験をしてみたい人
・成長志向の人
・これまでの大学での座って学ぶ勉強だけでは物足りない人
・自分が学んできたことをアウトプットしたい人
・高めあえる仲間に出会いたい人
かな。
どちらがいい、悪いというわけではありませんが、向き不向きはあります。長期インターンは裁量権が大きく、背負っている責任も大きい分、生半可な気持ちではできないのは確かです。
また、長期インターンに対しては、
「学生なのに、なんでこんなに大変なことをしなくてはいけないの?」
「企業がインターンを安い人件費で酷使するのでは?」
という意見もあると思います。
その通りの一面もあります。(笑)
なので、起業したいとか圧倒的成長をしたいとか自分を変えたい、とかの気持ちが強い人が行くといいかなって思います。そういう目標を持っている場合は、厳しい環境で速い成長スピードを求められる長期インターンは絶好の機会です!
何度もいうように、長期インターン短期インターンどちらもいい面がありますし、起業したいとか成長したいという意欲を持つことだけがいいといいたいわけではないので、それぞれに合った方法が見つかることがいいですね( *´艸`)では!