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インテリアパース革命はもう目の前!AIとの共同創造を試してみた
1. 前回までのおさらい
前回の投稿では、紅葉さん(インテリアAI)の提案を基に、レオナルドAIを使ってインテリア画像を生成する挑戦をしました。AIの忠実性と雰囲気作りの優秀さには驚かされましたが、家具の配置や新しいアイデアの反映には手作業が必要です。
今回は、さらなるチャレンジとして手書きのパース図をレオナルドAIに読み込ませ、どこまで画像生成に活かせるかを試してみます。
2. 手書きパースをAIに読み込むプロセス
手書きパースの特徴
今回の試みに使用したパース図は、大変簡易的な線描写のものです。
手描きに使ったのは方眼紙で、家具の配置や部屋のレイアウトのみのシンプルなシンプルなパース図をレオナルドAIにアップロードしました。さらに以下のようなプロンプトを加え、空間の詳細を指定しました。
<プロンプト>
「自然が息づく、温かみと機能美があふれる北欧風モダンなリビングとダイニング スペース。部屋の中央には、すっきりとしたラインのシンプルな木製ダイニング テーブルと椅子が置かれています。奥のキッチンは、収納スペースが最小限の低めの木製カウンターで部分的に仕切られています。クリーム色の薄手のカーテンが付いた大きな窓からは、自然光が差し込み、明るい色の木製フローリングが暖かさを添えています。厳選されたミニマリストな観葉植物が意図的に配置され、その上には 1 つの洗練された木製ペンダント ライトが吊り下げられ、集中的な照明となっています。デザインは、ベージュ、グレー、白の温かみのあるモノクローム トーンを取り入れ、天然素材、すっきりとしたライン、機能性を重視しています。」
3. 出来上がった画像とその特徴
線の描写を忠実に反映
驚いたことに、AIは手書きパースの線描写を非常に忠実に反映していました。
特に方眼紙の線までタイルの形状として取り込んでおり、その再現力には感心しました。一方で、私の未熟な線描写がそのまま反映されているため、結果としてかなり手直しが必要な画像になりました。
例えば…
• 家具の位置や配置は手描きのまま再現されましたが、シンプルな線描写では情報量が少ないため、小物や細部が不十分でした。
• 方眼紙の線がタイルに見えるなど、意図しない部分が反映される結果となり、これを調整する必要がありました。
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![](https://assets.st-note.com/img/1735983422-fRNrcFgCti9aznmKxd8ZGJvB.jpg?width=1200)
4. 手直しを加えるプロセス
やはりAIに生成を任せるだけでは、十分な完成度には到達しないことが今回の試みでも分かりました。特に手書きパースの線が曖昧だったため、AIが誤認識した箇所を修正する作業が主となりました。
具体的な手直し作業
• AIの誤認識を修正
例えば、曖昧な線をAIが家具や間取りとして誤認識し、意図しない配置になっている箇所がいくつかありました。また、キャビネットが知らないうちに消えていたり、一部の家具が省略されてしまうこともありました。これらをペイントツールを使って再度描き込み、元の形状や配置に修正しました。
• 小物の補完
手書きパースに描き込んでいなかった小物(観葉植物、テーブル上のアイテム、照明など)が生成画像に反映されていない場合も多く、これを一つずつ追加していきました。
• 照明や家具形状の不具合
AI生成特有の問題として、照明の配置がおかしかったり、椅子の背もたれや脚が変形することもありました。これらはAIによくあることですが、ある程度修正して、後は「AIらしい」と割り切って見逃すことにしました。あまり細部にこだわりすぎるとキリがなくなります。その時間を、多くの画像を生成することにあて、インスピレーションを得ることに注力する方が建設的だと感じています。
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最終仕上げ:レオナルドAIのウルトラアップスケール機能
手直し作業を終えた後、最終的には**レオナルドAIの「ウルトラアップスケール機能」**を活用しました。この機能は、生成された画像をさらに高解像度かつフォトリアルに仕上げてくれるもので、全体的な完成度を大幅に向上させることができました。
ただし、アップスケールを使用しても修正しきれないおかしな部分が残る場合もあります。それでも、生成画像全体から得られる新しいインスピレーションやアイデアの価値は非常に高く、完璧さを追い求めるよりも、たくさんの画像を生成してその中から最適な要素を選び取る方が、AIの可能性を最大限に活用できると感じました。
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5. 私が考える未来のデザインプロセス
パース作成が苦手な人にも大きな可能性
これまでに、AIに写真をアップロードする方法と、手書きのパース図をアップロードする方法の2つをご紹介しました。
今回の試みを通じて感じたのは、パース作成が苦手な人にとって、レオナルドAIはこれから大変役に立つツールになるということです。
手描きが得意でなくても、シンプルな線描写をアップロードするだけで、AIが驚くほどリアルなフォトリアル画像に仕上げてくれるのです。特に、着色や細部の仕上げを短時間で済ませられる点は、これまで時間がかかっていた作業を効率化する大きな助けになると感じました。
また家具の配置や色の選び方に悩んでいるとき、AIを使っていくつかの画像を生成するだけで新しいアイデアが生まれることも多いです。気軽に試せるクリエイティブなツールとして注目すべきだと思います。
次回のテーマについて
次回は、皆さんからいただいた「インテリアの悩み」を題材にして、具体的な解決策や提案を記事にまとめたいと思っています。
もし取り上げてほしいインテリアの悩みやテーマがあれば、ぜひコメントでお知らせください!
ただし、プライバシー保護のため、写真のアップロードは控えたいと考えています。いただいた悩みをもとに、こちらで具体的なインテリアの案を考え、画像生成を通じて提案させていただく予定です。
皆さんの意見やリクエストをお待ちしています!
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