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環境を選ぶ
年度末になり進学進級が近づくと、子どもの進路について考える機会が多くなりますね。我が家もまさに中学受験を検討する時期を迎えています。
子どもにどんな大人になってほしいと思いますか?
これくらいの大学に行ってほしいとか、こんな職業についてほしいとか、色々あると思います。子どもに苦労してほしくないなとか、幸せになってほしいなと願うからこそだと思います。
私はというと、特定の学校や職業に進んでほしいという思いはありません。人を大事にしてほしいなというのと、自分で自分の人生を選択して責任をもって生きてほしいなとかそれくらいです。
私は岐阜育ちで公立への進学が大多数の環境だったので、義務教育のうちから私立へ行くメリットがあまりよく分かりませんでした。
先日教育者の方とお話する機会があり、私立の小・中学校へ行く最大のメリットは何ですか?と聞いてみました。即答で、環境を得られることです。と。なるほどなぁと思いました。
私がメリットがあると思っていたのは以下の2つのパターン。
・有名私立大学の付属で、そのまま受験なしで大学進学できる学校。
・高2までに高校の学習範囲を終わらせて高3の一年間は受験勉強する学校。
それも大きな要素と思いますが、最大は環境なんだなというのにとても納得しました。人の性格に最も影響を与えるのは環境とも言われています。多感な時期にどんな人とどう関わるかの影響は大きいだろうなと思います。
そして受験を偏差値ばかりで考えていた自分に気が付きました(笑)
公立でも私立でもどちらでもいいのですが、いろんな環境をみて、そこにいる人をみて、自分がどんな風に過ごしたいのかを考え照らし合わせた時に、そこに居たいと思う環境を選んでほしいなと思います。そういうことを考えるのに、進級進学は良い機会だなと思いました。
今は色々学校を調べて特色を見たり、模試や過去問をみて何を重視しているのか考えたりしています。公立以外の選択肢を知ったことで、将来を考える視野が親子共々広がったような気がしています。
色々考えているうちに、これって大人でも同じなんじゃないかとも思いました。今の生活しか選択肢がないような気がしてしまうけど、他があるんじゃないか、どんな風に過ごしたいか、どんな環境に身を置きたいか。
子どもにとって環境が大事と考えるように、大人にとっても環境が大事だと考えてみるのも、これからの人生に大きな影響があるように思います。何歳になっても大事なことを、子育てを通じて考えさせられた出来事でした。
子どもの選択肢や環境を考えるとともに、自分のなりたい姿と環境を考え続けたいなと思います。