2021.8.8 気持ちを発散するためにランニングする
2021.8.8
男性 40代 経営者
「なんだろう?と思ってこの取材を受けようと思いました。ランニングは毎朝してるんです。
仕事は、会社経営をしています。
10代の終わりから20代半ばまでアメリカにいて、その後は日本で新しく立ち上げた会社に入って。会社では新しい事業を立ち上げたりしていた。でも会社に入って数年後に別の会社に買収された。その会社は辞めて人材紹介の道に行って。でも、あまり自分に合わないなと思って。人材紹介ってマッチングなんだけど、何か達成感を得られなくて。お金のためだけだと働けないなと思って辛くなった。それで、自分でやりたいと思って起業して。元々会社を自分でやりたいという気持ちがあって立ち上げたけど、業界のことを全然わかっていなくて1年で会社を畳んで。業界に入ってそこで3年修行した。企画から営業から仕入れから配送から全部やって。俺、アメリカの大学出てるのに何でこんなことをやってるのかと、地獄の日々だった。30歳で人生をやり直して、33歳から会社を作りました。
昔、一緒に仕事をしていた人に裏切られたことがあって。結果的に弁護士沙汰になったことがあって。そこから人を信用するのが恐くなった。他にもいろんなことがあって。人には話せないけど、誰かに言わないと耐えられないようなことがあって。気持ちを発散したいというのもあってランニングしているのかもしれない。でも、本当は自分のことを全部受け入れて欲しいという気持ちがあるんだよね。
頭の中を整理するのと自分を鍛えて強く生きるためにランニングしているのかもしれない。晴れてる日の朝早い時間に太陽が昇っていくのを見ながら走るのは、自分を新しく作っていく感じがして気持ちがいい。新しいことが好きなので。
なんだろう、突然出会って話すのって面白いと思ったね。」
この記事はBE AT TOKYOのプロジェクト、【BE AT TOKYO DIARY】で制作しました。
※感染症等の対策を十分行った上で取材しています。