2回目のリストラで3分の2の従業員がいなくなったその半年後2

2回目のリストラで3分の2の従業員がいなくなったその半年後の2回目です。

1度目のリストラがあったときはそれほど日本にはインパクトはありませんでしたが、数名対象になってしまいました。
その時に起こったことは、すぐに「あなたに合う会社を私達が探してあげる」という善意の輪でした。

私はそれほどツテは無いので、口だけになってしまいましたが実際には多くの支援が集まったと聞いています。
私は皆の行動を見て、本当にこの会社にいてよかったと心から思いました。
対象になった方も、これから一緒に頑張るぞ というフェーズだったためとても残念な思いでしたが、彼・彼女が次の職場で力を発揮してほしいと心底思いました。その方たちは再就職が比較的早く決まりました。

では、2度目はどうだったでしょうか。今度は多くの人がいなくなるという事態でしたので、善意の輪的なものはありませんでしたが、リストラ対象者同士での情報交換がすぐに始まり、半年経った今ではほとんどの方が再就職しました。
リストラは、通常「オプション」と呼ばれる退職追加金の提供があります。たとえば、「一律月給4ヶ月分 プラス 勤続1年米に1ヶ月追加」といった具合です。リストラ対象者の中には1年以上経ってから仕事を再開した方もいるくらいで、各人の考え方に多様性を感じます。

ところで、例外はありますが、リストラ対象は誰かが任意で選んだわけではありません。大変機械的に対象者が決まりました。
つまり個々人の能力や役割に関係なく人員が放出されました。それ故にとても優秀な方も放出されました。
優秀な方はリストラに遭遇してもすぐに職が見つかるようです。実際、リストラされ直後に連絡があり、次の月には別の会社で働いていた方もいたくらいです。日頃のつながり、およびパフォーマンスが共有されていたからこそでしょう。
その後採用した人に話しを聞いたときに、「ずっと狙ってたんですよね」と言っていました。悪いことはできないなぁ。

次回は、本題であろう残った方々のお話に続きます。

いいなと思ったら応援しよう!