2回目のリストラで3分の2の従業員がいなくなったその半年後1
私の所属する外資系の会社では、昨年2022年に1度、今年の2月に2度目のリストラを行いました。
1度目では日本のオフィスで数名、2度目は大規模に残りの3分の2を事実上解雇しました。
このようなレイオフは初めてでした。突然夜中にメールが来て「これから数時間以内に対象者にメールを送る」というものでした。
シンガポールのメンバーは皆で集まり、宴をしている最中にこのメールを受け取り、一瞬にして通夜の様相になったと聞きました。そりゃあそうですよね。
私の所属する部署はカスタマーサポートということで、日本のメンバーに影響はありませんでした。
ただし、海外のメンバーではある程度の影響を受けました。米国のバックオフィス系の人が相当するいなくなりました。
ある国のオフィスが完全になくなったため影響を受けたメンバーもいました。大変お世話になった古くからいた香港のマネージャーもあっさりいなくなりました。
2回目のリストラでは結果3分の1しか生き残れなかったわけです。
影響はカスタマーサポート以外全部です。
つまり、日本統括、営業、マーケティング、カスタマーサクセス、SEなどです。営業は人数的に多かったこともありますが、20名くらいいなくなったのではないでしょうか。
これほどの大量リストラに至った原因は何かというと、コロナの時期に「もっと売り上げるぞ」という意気込みで、大量採用したからです。
しかしながら思ったほど売上が上がらなかったのです。
また、採用をリファラルに頼っていた部分が多く、似たような属性を持つ人間が多く集まってしまったため、多様性に欠けることとなり、なんとも言えない内輪的なノリになっているのが私からもわかりました。
人づてで集まったため、結果製品への情熱もあまり感じられず、知識の蓄積が進まなかったような気がします。
続きは次回。2度目のリストラが終わったときの従業員の様子です。