振り返れば奴がいる
織田裕二?石黒賢なのか?いや、稲川淳二かな?
5月下旬にさしかかろうとする今日、降りしきる雨。
ベランダの欄干に激しく当たる雫の音にかき消されることなく、時を刻む置時計の秒針。次々に舞い込んでは鳴る携帯のメール着信音に気を取られつつも、その不気味な気配が気になり、書きものをしていたペンを机に置いた。
「やだな~、何だろうな…」
振り返ると、
そこには1か月を切った夏休みがいた。
うぉぉぉ~~~!?マジでか!?もう夏休みってか!?
もう完全にノーマークというか、自分自身完全に「海の日辺りから夏休み」という感覚で生きてきたものだから、5月のこの時期でもう夏休みが目の前感なんてゼロ。確かに暑いよ?でもこれから梅雨あるじゃん?それが終わってからだよねぇ?
…そうだった、違うのだった。私は全く異なるacademic calendarをそろそろ頭に叩き込まなければならないのだった。
「夏休みはどうされるご予定ですか?」おばさん
完全にノーマークというのは語弊があったなぁ。いや、マークはしていたんです。だって、6月~8月まで2カ月近く休みなんて会社員の私達にとってはもう無理ゲーすぎて、早々に手を打たなければならないのですから。
そこで私は過去1~2カ月程、おチビを迎えに行った際に会うお友達や上級生、はたまた下級生のお母さんどころかお父さんにまで、とにかく質問攻めにしていた。
「夏休みはどうされるご予定ですか?」
もはや、「おチビのお母さん、『夏休みはどうされるのですか?』ばっかり聞いててウザいよね」と言われても致し方ない位聞いていたと思う。それぐらい切羽詰まっていたのである。
夏休みの過ごし方8選
インターの母の聞き込み調査によると、こんなパターンが浮かび上がった。
母国に帰る
地元の公立学校に夏の間だけ行かせる(重国籍の子のみ)
家で面倒を見る(す、すごすぎる…)
サマースクールに行かせる
他校のサマースクールに行かせる
海外のサマースクールに行かせる
まるっと海外で過ごす
一時的に日本の避暑地(長野とか)に住民票を移して、そこの公立学校に行かせる
インターの母家は、3 + 4 + 5 = ¥300,000、いやもっとするのかな??もはや計算もできない…上記の掛け合わせで乗り切ろうとしています。
3については、春休みに続いて登場・私のオトンとオカン。登場と言っても、彼らがこちらにやってくるのではなく、私とおチビが向かう形なのでこれまた結構ややこしい。だって、その間の習い事も休んで振替だの宿題だのをたくさん受け取ってこないといけないから。
4は、クラスの1/4位は行きそうな雰囲気。
5は、未知の世界…おチビよ、何とか頑張ってくれ…頼む…!!!
やはり皆様は、当然ながら私なんかより早くに奴の存在に気が付いているし、準備も周到にされていた。6なんかにするんだったらそりゃそうだよね、多分年明け早々からそろそろプログラムを探したり準備しないと間に合わないよね。って、うちはそんなに日本を離れられないから、子どもが一人で旅立てない限りこの選択肢はないのだけれど…!
それから特筆すべきは8。このアイディアはなかった!
でも住民票って結構簡単に移せるし(何なら、実家から引っ越しても住民票はそのままって大学生も結構いるもんね)、学区の小学校の教頭先生じゃないけれど「公立学校は、学区の子どもを全て受け入れなければなりませんから」というのであれば、ぽっと出の2~3か月滞在の子でも受け入れる義務があると解釈できる。これは結構いただきアイディアかも!
休みが長すぎる問題②:夏休み
いかがでしたでしょうか。私も今回のポストを書くにあたって久々に調べてみたところ、なんと「振り返れば奴がいる」は三谷幸喜さんが脚本だったとの事!喜劇だけじゃないんだね!あぁ~、懐かしいなぁ…織田裕二とかめちゃくちゃ人気だったよね…吉田栄作とかさ、(新)加勢大周とか… 私も中学の水泳の授業の後は、目薬をさして友達と「キターッ!」って大声で叫んでいたものです。
めちゃくちゃ脱線していますが、そしてもう去年も一度経験しているのにボケっとしていた私ですが、やはりインターに入れる際のこの休みが長すぎる問題は看過できないってことを言いたいのです。そして夫よ、オネガイダカラワタシマカセニシナイデ、モウスコシカンガエテホシイス。
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