兵庫県警、”パワハラ”斎藤元彦知事の周辺で捜査始める~”おねだり”問題で県幹部を聴取、しかし狙いは維新?
◆兵庫県議会で県産業労働部省が「警察から事実確認を受けた」と答弁
パワハラ、”おねだり”で内部告発を受けた斎藤元彦兵庫県知事の周辺で警察が捜査に動き始めたことがわかった。元県民局長(人事上の報復を受けた後、自死)が県議や内部通報窓口に公益通報制度に基づき提出した告発文書では、関係先企業に対して製品などの譲渡を”おねだり”したことなどが記載されているが、ここで指摘されている昨年8月にある家電・調理器具メーカーから製品を受け取った経緯について、県議会の警察常任委員会で知事に同行していた県産業労働部長が次のような趣旨の答弁をしたことで、兵庫県警が捜査に乗り出していることが判明した。
「(元県民局長が提出している)告発文書について、内容の事実確認をしたいとの申し出があり、警察関係者とお会いした。犯罪捜査のための取り調べを受けたとは受けとめていない」
これは、昨年8月に視察した先の企業で、高価な機器を斎藤知事が受け取った経緯に関わることであった。既に告発者を含め、斎藤氏との関わりで2人の自死者が県幹部から出ていることから、いよいよ警察が動き出したとの衝撃が県庁の周辺で広がった。
しかし、この事態を受けて県議会関係者の中でこんなことを話している人もいる。
「斎藤知事の”おねだり”問題の露呈を奇貨にして動き出した検察の本当の狙いは、知事を当選させて以来、支え続け現在も様々なスキャンダルが出てきても一貫して庇い続けている維新のしっぽを掴むのが、検察の本当の狙いだ」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?