岸田文雄首相、「女性天皇容認9割」の世論に背を向け、逃げる~たがや亮衆院議員「質問主意書」に「お答えすることは差し控えたい」
◆6月28日付で岸田首相からたがや議員に対して答弁書
本note6月19日付「なぜ自民党や国会議員の大多数は『女性天皇』の民意に背を向けるのか?…」で報じたように、れいわ新選組所属のたがや亮衆院議員は共同通信による世論調査結果をふまえた「皇室典範改正に向けての議論に関する質問主意書」を提出していたが、この度、ようやく岸田文雄首相からの答弁書が返ってきた。
画像で示すが、岸田首相は「現在、国民を代表する議員により組織される国会において、衆議院及び参議院の議長及び副議長を中心に、…全体会議を設置して各党各会派による御議論が進められているものと承知しており、…御指摘の世論調査に係るお尋ねについて、政府としてお答えすることは差し控えたい」と、全体会議を盾に世論に背を向ける姿勢を露わにした。
以下、画像で示す(明日以降、衆議院のホームページにも掲載される予定)。
たがや議員は、「事実上、ゼロ回答ですね」としているが、やはり、全体会議が”談合的”進行をはかりつつ「女系・女性天皇」問題を回避する方向への誘導の色が濃厚だったことから、正式な国会でのやりとりとして質問主意書が提出され、答弁書が形だけでも出された意義は大きいものと思われる。本来、皇位継承問題、皇室典範改正で真にジェンダー平等に相応しい継承ルールが策定されるべきことについては、国民の前で国民の代表に相応しく代議機関たる国会の場で議論され、決定が図られるべきものだからである。
たがや議員には、今回の質疑やりとりの意義と今後の在り方について、インタビューに応じてもらうようはたらきかけているところである。
(了)
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