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岸田文雄首相、「女性天皇容認9割」の世論に背を向け、逃げる~たがや亮衆院議員「質問主意書」に「お答えすることは差し控えたい」


【画像① 4月下旬に公表された共同通信による皇位継承問題に関わる世論調査で「女性天皇容認」が9割に及んでいたことなどについて、れいわ新選組所属のたがや亮衆議院議員が見解を求める質問主意書を通常国会で提出していたが、岸田文雄首相は「お答えすることは差し控えたい」と衆議院議長公邸で行われた「立法府の対応に関する全体会議」を盾に逃げの姿勢を露わにした。】





◆6月28日付で岸田首相からたがや議員に対して答弁書




本note6月19日付「なぜ自民党や国会議員の大多数は『女性天皇』の民意に背を向けるのか?…」で報じたように、れいわ新選組所属のたがや亮衆院議員は共同通信による世論調査結果をふまえた「皇室典範改正に向けての議論に関する質問主意書」を提出していたが、この度、ようやく岸田文雄首相からの答弁書が返ってきた。


画像で示すが、岸田首相は「現在、国民を代表する議員により組織される国会において、衆議院及び参議院の議長及び副議長を中心に、…全体会議を設置して各党各会派による御議論が進められているものと承知しており、…御指摘の世論調査に係るお尋ねについて、政府としてお答えすることは差し控えたい」と、全体会議を盾に世論に背を向ける姿勢を露わにした。


以下、画像で示す(明日以降、衆議院のホームページにも掲載される予定)。



【画像② 内閣から衆議院議長に送付されたたがや議員質問主意書に対する岸田内閣総理大臣による答弁書の表書き。】





【画像③ 答弁書本文、1頁目。質問項目の一~三について一括して「政府としてお答えすることは差し控えたい」としている。】





【画像④ いまだ各党各会派代表による全体会議で議論が進められている、ということを理由に「政府としてお答えすることは困難である」としめくくられた下り。】





たがや議員は、「事実上、ゼロ回答ですね」としているが、やはり、全体会議が”談合的”進行をはかりつつ「女系・女性天皇」問題を回避する方向への誘導の色が濃厚だったことから、正式な国会でのやりとりとして質問主意書が提出され、答弁書が形だけでも出された意義は大きいものと思われる。本来、皇位継承問題、皇室典範改正で真にジェンダー平等に相応しい継承ルールが策定されるべきことについては、国民の前で国民の代表に相応しく代議機関たる国会の場で議論され、決定が図られるべきものだからである。



【画像⑤ たがや亮衆議院議員。「女性天皇」容認世論の立場から、国会論議に一石を投じた意義は大きい。】




たがや議員には、今回の質疑やりとりの意義と今後の在り方について、インタビューに応じてもらうようはたらきかけているところである。


(了)

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