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やっぱり人民解放軍”粛清”の裏にクーデター計画があった~真相がもれはじめた中国の相次ぐ国防相更迭、軍高級幹部の逮捕理由



【画像① 2019年7月、上将に昇格した際、中央軍事委員会主席の習近平氏から任命書を手渡された際の李尚福氏(右)】




◆7月に党籍剥奪決定の李尚福前国防相がクーデター首謀者?




昨年3月に国防相(国務院国防部長)に就任しながら、同8月から消息不明となり、ことし7月の中国共産党第20期中央委員会第3回総会で党籍剥奪処分が決まった李尚福前国防相が、実は習近平氏の拘束を狙ったクーデター計画の首謀者であった、との情報が北京筋からリークされている。


李氏の消息が途絶える前の昨年6月26日には、中国ロケット軍司令官の李玉超上将(大将に相当)が北京のロケット軍本部で会議中に拘束・連行された他、同7月末には李司令官と徐忠波ロケット軍司令部政治委員が解任されたと公式報道で明らかにされた。また、その前後には、ロケット軍副司令官を経て中国共産党中央軍事委員会統合参謀部副参謀長に就任していた張振中中将及び張中将の後任である劉光斌ロケット軍副司令官が逮捕されている。


【画像② クーデター首謀者と見なされた李尚副前国防相(上将)。中国の宇宙開発で多くの事績を残したと言われる。】




ロケット軍関係高官が一網打尽にされた形だが、李尚福前国防相も軍事科技大出身のテクノクラートで、後勤部(兵站及び装備開発統括部門)で活躍していた他、宇宙ロケット開発と人工衛星打ち上げ計画を取り仕切る重役を担い、ロケット軍とも深い関係を築いていた。


◆傘下部隊を用いた中南海(中国共産党中枢)襲撃を計画か?

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