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自民党総裁選~”小泉進次郎、石破茂で決戦投票に進む”?~想定シナリオの裏で展開される権謀術数~浮かび上がる岸田文雄首相の触手


【画像① 総裁選に向けて「参加型の運動を」と党員外のボランティア受け入れまで表明し、街頭演説に繰り出して先頭を走る勢いの小泉進次郎氏だが、その背後に岸田文雄首相が触手を伸ばしつつある。】





◆党員・党友票の7割を石破・小泉・高市で分け合う?




自民党総裁選告示日(12日)が迫る中、マスコミでもその展開について様々な予測が報じられるようになっている。メディアによっては、やや思惑も込められているようなデータや報じ方をするものも見られるが、昨日放映されたTBS番組の中で、「自民党の内情に詳しい」とされるコメンテーターが「党員・党友票の7割を石破茂、小泉進次郎、高市早苗で分け合う」という予想を披瀝した。


「政治評論家の田崎史郎氏が7日のTBS『情報7daysニュースキャスター』に出演。自民党総裁選を巡り、岸田文雄首相について田崎氏は『内々に色んな人と会ってるんです。そこで党内の状況を探って、自分がキングメーカーになって、次の政権でも影響力を持とうとしているんです』と語った」


「候補乱立の総裁選は『本命がいない』とし『岸田さんでさえ、誰が勝つかわからないんですよ』と指摘。『2回目(決戦投票)で岸田さんは意中の人に票をのせて、自分はこの政権を作ったんだというパターンをもってくるだろうと思う』との見方を示した」


「番組では1回目投票(議員367票/党員・党友票367)のうち、党員・党友367票の田崎氏の予想が伝えられた。


石破茂氏・120票


小泉進次郎氏・70票


高市早苗氏・70票



3人で全体の約7割の260票を獲得するとの見方が伝えられた」


(参考「田崎史郎氏 総裁選の党員票予想公表 意外に強い1位が突出、高市氏2位70票 岸田首相が『キングメーカー狙い』で探り
会合続々と」2024/9/7 デイリースポーツ

https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E7%94%B0%E5%B4%8E%E5%8F%B2%E9%83%8E%E6%B0%8F-%E7%B7%8F%E8%A3%81%E9%81%B8%E3%81%AE%E5%85%9A%E5%93%A1%E7%A5%A8%E4%BA%88%E6%83%B3%E5%85%AC%E8%A1%A8-%E6%84%8F%E5%A4%96%E3%81%AB%E5%BC%B7%E3%81%84%EF%BC%91%E4%BD%8D%E3%81%8C%E7%AA%81%E5%87%BA-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%B0%8F%EF%BC%92%E4%BD%8D%EF%BC%97%EF%BC%90%E7%A5%A8-%E5%B2%B8%E7%94%B0%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%8C-%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E7%8B%99%E3%81%84-%E3%81%A7%E6%8E%A2%E3%82%8A%E4%BC%9A%E5%90%88%E7%B6%9A%E3%80%85%E3%81%A8/ar-AA1qanNL?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=d8fd45546869438faa89f70bfc023b1d&ei=7


【画像② 地方の党員・党友票の7割は、党内人気の高い石破、小泉、高市の3氏が分け合うことになるという予測を政治評論家の田崎史郎氏は披瀝した。】




やはり、地方の党員・党友の間で人気が高い石破氏が飛びぬけて多くの票を獲得するとの予測がされている。そして、小泉氏と高市氏が互角でそれを追うという構図。


そして、田崎氏はキングメーカーをめざした岸田文雄首相の動きについても指摘している。ただ、キングメーカーをめざしているのは、岸田氏だけではなく、小泉氏の後ろについた菅義偉前首相もそこに含まれるだろう。


本noteやYouTube配信で筆者は、総裁選については先行して動いている小泉進次郎氏、石破茂氏で”決戦投票”という流れが次第に浮き上がっていることを指摘してきたが、展開されている総裁候補擁立の動向の中でもそれがうかがえる傍証が出てきた。



◆斎藤健経産相が小泉陣営に接近…




これも指摘したことだが、総裁選出馬に意欲を見せているという斎藤健経産相がここへきて水面下で小泉進次郎陣営に接近しつつあるというのだ。ちなみに、斎藤氏を推し立てる議員の中には、岸田首相の”側近中の側近”である”ナカキタ”こと木原誠二衆院議員がいる。


自民党関係者がこう語る。


「斎藤氏はかつて石破グループに所属していたが、離脱して総裁選出馬への意欲を明らかにした。推薦人集めに奔走していて『光が見えてきた』と手ごたえを話していたが、そのくせ小泉氏を推す議員に会うと『しっかり応援してほしい』と激励している。こんなことから、周囲では『斎藤さんは小泉推しで自分の存在感を示して次のステップに進むために総裁選出馬アピールをしているのではないか』との声が上がっている」


さらに、斎藤氏に近しい国会議員は、こう語っている。

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