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米大統領選、もうひとつのたたかい~副大統領候補の対決~ヴァンスvsウォルツ、有権者へのアピールに成功したのはどちらか?…④


【画像① J.D.ヴァンス(左)とティム・ウォルツ(右)。先日開催された副大統領候補者討論会にて。ウォルツは最初からぎこちない感じだったのに対し、ヴァンスは落ち着いて質疑応答をこなしていたと民主党陣営の選挙対策リーダーの1人は語っている。】





「いかなる人物が大統領を支えるのか?」は、有権者にとって大統領選挙での重要な選択上の指針となる。故に副大統領候補者討論会は、有権者に対する直接的なメッセージの発信源として、候補者の政治的資質や政策立案能力を評価する重要な機会となる。この度、CBSテレビが中継した討論会では、J.D.ヴァンスとティム・ウォルツが、それぞれの立場から展開した討論を通じて、有権者に対して、そして共和党、民主党両陣営のサポーターたちに対していかなる印象を与えることになったのか。


【画像② 副大統領候補者討論会を視聴するアメリカの聴衆たち。ヴァンスは何よりもトランプ支持者からの信頼回復と結びつきの強化を狙い、ウォルツはハリス副大統領の政策を擁護しながら、民主党支持者全体への浸透を図った。】




この重要なポイントについて、現地報道を参照しながら考察する。

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