米大統領選、もうひとつのたたかい～副大統領候補の対決～ヴァンスvsウォルツ、不法移民・雇用拡大・環境・社会福祉…③

【画像①　共和党のJ.D.ヴァンス(左)と民主党のティム・ウォルツ(右)。先日の副大統領候補者討論会で各々発言している。】

今回は、１０月１日の副大統領候補者討論会（ＣＢＳ放送センター）での主要な政策論点、ヴァンス、ウォルツ両氏による議論展開についてふれたい。


ヴァンス、ウォルツ両氏は、それぞれ共和党、民主党あるいはトランプ、ハリス両大統領候補の掲げる政策や過去実績について、特に経済政策、移民問題への対応や環境問題の取り組み、社会福祉政策などで主張すると共に、相手への批判を含めた議論を展開した。

【画像②　大統領選挙支持者集会における退役軍人たちの存在感は大きい。共和党支持者の中での影響力が大きいが、民主党内ではかつて反戦運動を大きく発展させたベトナム帰還兵たちがかなりの力を持っている。各候補者の軍隊経験も問われることになるが、ウォルツ氏は州兵出身でヴァンス氏は海兵隊従軍経験者、それぞれアフガニスタンとイラクの作戦での従事経験がある。】