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発掘された歴史的スキャンダル!!!英国貴族とナチスの禁断の絆~独裁者アドルフ・ヒトラーの隠された英国女性の恋人


【画像① アドルフ・ヒトラー総統とその英国人”恋人”ユニティ・ミットフォード(右)。英国貴族出身の彼女は1933年にドイツで政権を奪取したナチス党と指導者ヒトラーに情熱的に傾倒し、1934年にはドイツに渡りやがて住み着いてヒトラー他、ナチス要路たちと深い絆を築いた。この写真は英タブロイド紙「デイリー・メール」の2025年1月18日付1面を飾ったもので、「80年後に発見されたヒトラーの英国人ガールフレンドの秘密の日記」とのタイトルが付けられている。】





◆第二次世界大戦開戦前までさかのぼる独英間の歴史的スキャンダル


英国のタブロイド紙「デイリーメール」が、英国貴族ミットフォード家の80年間封印されていた秘密を暴き出した。同家出身ながら1930年代に英国におけるナチス運動に系統した上、ドイツに渡りナチス・ドイツ最高指導者アドルフ・ヒトラーと親密な関係となったユニティ•ミットフォード(1914.8.8ー1948.5.28)の450頁以上に及ぶ日記が発見されたのだ。


本noteでは、おそらくしばらくしてから日本でも取り上げられるだろうユニティ・ミットフォードの日記を巡る問題について、先行的に取り上げ、読者のみなさんに提供することにした。続報で重要な内容が出てくれば、更に取り上げていきたい。


日記の内容は衝撃的なまでに生々しく、独裁者を崇拝する彼女の思いとヒトラーをはじめとするナチス要人たちとの深い交流ぶりを示している。彼女が“天使”と崇拝した独裁者アドルフ•ヒトラーとの親密な関係を赤裸々に綴ったこの日記は、80年ぶりに白日の下に晒されることとなった英国の歴史的スキャンダルとして、注目を集めつつある。「デイリー・メール」2025年1月18日付紙面の記事「第二次世界大戦史の大御所が”太鼓判”~日記はヒトラーの日常生活を生き生きと再現する点で比類なきもの、驚くべき『デイリー・メール』紙のスクープを祝福したい」(From
a leading historian of Second World War…These diaries are almost
unparalleled in bringing alive Hitler’s day to day life-the Mail
should be congratulated on remarkable scoop)を書いたのは、アンドリュー・ロバーツ記者だ。


【画像② 英タブロイド紙「デイリー・メール」2025年1月18日付に掲載された記事「第二次世界大戦史の大御所が”太鼓判”~日記はヒトラーの日常生活を生き生きと再現する点で比類なきもの、驚くべき『デイリー・メール』紙のスクープを祝福したい」】





◆「高貴なる反逆者」の軌跡


ユニティ•ヴァルキリー•フリーマン•ミットフォード—その名前は由緒ある貴族=ミットフォート家の高貴さを象徴するものだが、彼女が選んだ道は英国貴族としての誇りと伝統をことごとく裏切るものだった。ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーに心酔し、彼の側近に接近した彼女は当時、英国社会に衝撃を与えた。英国社会、まして貴族社会では大多数によって忌み嫌われていた国家社会主義=ナチスに対して深いシンパシーを表明したユニティは、まさに「高貴なる反逆者」というべき存在で、日記は彼女が辿った心情的な軌跡を示すものだ。


【画像③ 1930年代後半期、滞在先のドイツでナチス親衛隊員たちに囲まれた英国貴族ミットフォード家のユニティ(中央右)と姉のダイアナ(同左)。ユニティは、散々ヒトラーとその取り巻きが常連として食事するレストランなどで待ち構えるなどの”ストーカー行為”に明け暮れたあげくの1935年2月9日、初めてヒトラーの私室に招かれ、「私の人生で最も素晴らしい日」と日記に記している。】





この度の日記の発見で、実は彼女がドイツ国籍の取得を申請していたという事実も新たに明らかになり、その徹底したナチス支持はただの好奇心や思想的な共鳴を超えたものであることが判明した。


◆衝撃的な日記の内容


ユニティ・ミットフォードは、1933年に英国ファシスト連合代表団に加わってナチス党のニュルンベルク大会に参加し、初めてヒトラーの姿を目にした。「初めて彼を見たとき、これ以上に会いたい人は他にいないと思った」と日記に書くほど、彼を崇拝するようになった彼女は、1934年夏にナチス党本部のあったミュンヘンへ舞い戻り、党本部近くのドイツ語学校に入校し、ヒトラーの”追っかけ”になった。


ユニティの日記には、1935年から39年までの間での、ヒトラー総統との139回もの逢瀬について細部まで詳細に書かれている。彼女はヒトラーを「天使のように、とても優しい」と形容。30年代当時から残虐で非道なユダヤ人排除の強硬措置をドイツで展開し始めた独裁者を「人間味ある人物」として側面を描き出している。


(以下、有料版)


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