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維新が"パワハラ知事"と裏取り引き❓斎藤元彦前兵庫県知事「落選なら来年夏の参院選、比例代表で維新が擁立」の噂


【画像① "パワハラ告発"職員が自殺など数々の問題の追及を受けてきた前兵庫県知事・斎藤元彦氏は9月の県議会不信任決議を受けて失職を選び、11月17日投票の知事選で出直し立候補をしている。】


◆"パワハラ""おねだり"で批判が全国的に広がった斎藤元彦前知事、出直し選挙に立候補中


パワハラなどの疑惑で兵庫県議会から不信任決議を受けた斎藤元彦前知事(46)が県議会解散ではなく失職の道を選び、現在、出直し選挙に立候補中だ。斎藤前知事の失職を受けた兵庫県知事選は、10月31日告示、11月17日投開票の日程で行われている。

知事選は斎藤氏を含め7人が立候補しており、過去最多。混戦になり票割れ必至だ。しかし、長期にわたり議会、そして世間から批判を集めてきた斎藤氏は、逆に知名度が全国区になったことの裏返しのように、SNS上では「#斎藤知事がんばれ」のようなハッシュタグが立つなど擁護派も現れている。票割れと併せて「斎藤再選があり得るのではないか」との予測も一部でささやかれている。


◆重大な内部告発者の死亡、"おねだり"告発に斎藤氏も事実を半ば認める

「発端となったのは、元県西播磨県民局長(60)が斎藤氏のパワハラなどを指摘した内部告発だ。退職前の3月中旬、疑惑7項目を挙げた文書を県議や報道機関に配布。元局長の告発文書によれば、『おねだり体質は県庁内でも有名』として物品を業者から譲り受けたことや、出張先の施設のエントランスから20メートルほど手前で車を降ろされた知事が歩かされ、職員を怒鳴り散らす出来事があったと訴えている」

(参考)「知事を告発した職員を『死をもって抗議』に追い込んだ兵庫県の『懲戒』公益通報者を守れぬ『保護法』の実態」2024/7/17 東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/340442

斎藤氏をめぐっては、県西播磨県民局長(当時)の男性職員が今年3月、パワハラなど7項目の疑惑を内部告発する文書を報道機関に送付。斎藤氏が知事会見でこれを内容告発文書を「嘘八百」と非難し、告発した男性職員は直ちに局長を解任され、5月には懲戒処分を受けた。

報道が始まる中、兵庫県議会は調査特別委員会(百条委員会)を設置して調査審議を始めたが、その最中である7月に職員は死亡した。「抗議の自死」と言われている。


【画像② 斎藤前知事をめぐる異常な事態を受け、兵庫県議会では51年ぶりに百条委員会が設置され調査、審議された。3月30日、斎藤知事(当時、左手前)は同委員会で宣誓をした上で委員からの質問に答えた。】


百条委員会での調査と審議で斎藤氏の"おねだり"の実情も次々に暴露、実証された。斎藤氏は「相手から自発的に贈られた」などと言い訳したが、贈呈を受けた具体的な物品(特産品の高級ワインやインテリア家具、調度品などジャンルを問わず多数)が存在する以上、貰った事実は否定出来なかった。そして、とうとうこれらを県庁で展示公開させられ、"懺悔"しなくてはならない状況に追い込まれた。

メディア報道とネット上の議論は沸騰し、たちまち問題は全国区的な話題となった。県庁の電話は全国からの抗議電話が殺到し、回線がマヒしたり職員が朝から晩まで電話応対に追い回されるなど、県の行政業務への妨げが深刻なレベルに達した。


【画像③ 斎藤前知事の"おねだり"による貰い物の一部? 知事応接室に展示された寄贈品など。】


ここに至って県議会の各会派も容易ならぬ事態と受け止め、対応にギクシャクしながらも9月19日には県議会で「県政に深刻な停滞と混乱をもたらした政治責任は免れない」と全会一致で斎藤知事への不信任決議案が可決された。


◆「なぜ斎藤氏は失職を選んだのか?」〜兵庫政界で囁かれる新たな疑惑

知事不信任決議案が可決した場合、地方自治法の規定によるなら知事は10日以内に県議会を解散するか、自らが失職するかを選ばなければならない。県議会と全面対決姿勢で、ひたすら辞職を拒み続けてきたことから斎藤氏は「県議会解散に打って出るのではないか」との見通しが濃厚であるように思われていたが、結局、同氏は知事失職を選び、これに伴う知事選に出直し出馬したのである。

これは兵庫政界内に衝撃を広げるとともに、新たな疑惑が頭をもたげ囁かれるようになった。


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