「発想」の素材は今までの「感動」
47回目の投稿
「斬新な発想」を生み出すために必要なものとは何でしょうか??それこそやはり「センス」なのか、「経験値」なのか。
私は高校に入って美術選択をしました。絵を描くことは壊滅的に苦手でありますが、その「発創力」とやらを鍛えてみたいと思ったためです。
絵のテーマや情景を思いつくのに一苦労。そしてそれを絵具で表現するのでもう一苦労。結構地獄みたいな選択をしてしまったような気がします。(後悔はしていません笑)
発創
確か私の学校の美術はまず「自画像」を油絵で描く、というものでした。「今の自分」の想いや感情を自由に表現して、と言われました。
さて、構想を練る段階。私は当時「この先」がとにかく不安だったので、この感情を描こうかなと思いました。どこか「不安」そうな様子が分かるような、そんな感じ。
そんなこんなで思いついたのが「分かれ道と『カーブミラー』」でした。
「山奥のような細い道、歩くとそこには分かれ道。さびたカーブミラーがぽつんと立っており、私はそれを眺める。どちらの道も森に続き、今まで歩いてきた道もどこか寂しい雰囲気。」
こんな感じの情景を思い浮かべました。
※結局自分の画力では表現できないと判断し、ぐしゃぐしゃな絵をかいて提出。美術選択者8人中、評点は7位。。。---(×_×)---
カーブミラー
私は「カーブミラー」が凄く好きなのです(笑)。今から進む道、選ばなかった道、両方が見えるのって結構不思議ではないでしょうか。
実は上の発創は実体験から着想を得たものなのです。
父方の祖父のお葬式のため私の住む山梨からはるばる長崎の田舎まで行きました。久しぶりに行ったので、山奥の祖母のお墓にも行ったのです。
祖母も祖父も死んでしまって、単純に悲しかったですし、何より「時の流れ」を感じたこと、そして父が何を思うのか、などいろんなことを考えてながら帰路につきました。
その道中、すごくしっくりくる場面があったので写真として切り取っておきました。(上写真)
私が上に書いたものとほぼ一致です。
感動することの重要性
何かをデザインする、作曲する、動画を作る、写真を撮る、小説を書く、このnoteを書く、といった創作活動において、最初の「発想力」は技術と同じくらい重要でしょう。
情景を想像するとき、少なからず今までに印象に残った・感動した情景が影響を及ぼします。音楽を作るときにも想像する世界観は今までの経験に大きく作用される。私は動画編集を趣味でやりますが、やはり雰囲気やカットの仕方はいままで私が見てきた映像作品からヒントを得ています。
つまり、今までに「感動したもの」が着想のヒントになるということになります。音楽や美術作品、さらには日常生活の中での発見(食器や建造物の構造やデザイン)、など様々なものに触れることによって、発想の素材が増えていきます。
だからこそ、物事に「感動する」ということは本当に大切なのでしょうね。。。\・,・/
ここまで読んでいただきありがとうございました
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