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【学生の本音】 印象に残る&本選考まで進みたくなるインターンとは?


はじめに

学生は、さまざまな企業の中から特定の企業を選ぶというプロセスを経て、就職します。

一般的にはインターンに参加したり、実際に働いている人の話を聞いたりしたことがあると、学生の志望度は上がりやすく、本選考まで残りやすいとされています。

しかし、いまやインターンは多くの企業で実施されており、インターン募集の段階から、知名度の高い企業に学生が集まってしまうといったことも見られます。

そこで、インターンの内容を差別化していくことが重要になります。

では、どのようなインターンが学生にとって魅力的なのでしょうか。

今回の記事では、夏に15社ほどのインターンに参加した学生の体験談をもとに、魅力的なインターンについてお伝えします。

今回の学生のインターン歴
・24卒
・15社ほどの夏インターンに参加
・対面6社、オンライン9社
・大手から中小、ベンチャーまで幅広く参加

ずばり、一番印象に残ったインターンは?

教育関係の企業のインターンです。企業の規模としては、中小企業に該当すると思います。

元々、その企業のことを全く知らなかったのですが、「ESの作成・添削」という、自分の今後の就活に役立ちそうなインターンの内容に惹かれて参加しました。

当日は、オンライン開催でしたが、ブレイクルームで社員の方と1:1でお話をしながら、ESを作っていきました。

即座に社会人の方からESの添削をしていただけたのはすごくありがたかったですね。

インターン参加後は?

さらに冬の会社説明会にも参加して、本選考まで進みました。

実は、夏のインターンに参加した後、対面の企業説明会のイベントに来ないか?というお誘いがあったのです。

夏のインターンの時に、その企業の理念について簡単な説明を受けていたのですが、それは1:1で学生の話を聞き、学生の意欲を引き出す狙いがあったということでした。

実際に自分がESの添削を受けている中で、その考え方を身をもって体感したので、理念を単に掲げているだけではなく、実践に移している企業なんだなと印象に残っていました。

また、1:1で対応してくださっていた社員の方がすごく優しく、全体としても雰囲気が良かったので、ぜひ対面でもあってみたいと思い、さらに対面の企業説明イベントに進みました。

そこで、質問にも対応してもらい、社員間でのコミュニケーションも非常に和やかな雰囲気だったので、本選考に進みました。

他の企業のインターンとの違いは?

企業の考え方を体験できるインターンという点ですね。

自分の場合、他の企業のインターンにも参加していたのですが、ほとんどの企業は業界の説明や企業の説明、あるいは業務体験型のインターンでした。

夏休みの時点で業界をやや絞っていたので、いくつかのインターンに参加すると、同じような説明を聞く機会が多くなって、正直飽きてしまったりすることもありました。

また、他の企業でも業務体験の機会がありましたが、ほとんどの企業が学生に話し合いをさせるという形式で、社員の方からフィードバックをもらえなかったり、社員の方と接する機会があまりなかったりしました。業務体験というより、選考のグループワークみたいな感じですね。

そうした中で、社員の方と1:1で話せて、さらに企業の理念や考え方そのものを自分が体験でき、かつ今後の就活にも役立てられそうな経験の機会をいただいたインターンだったので、特に印象に残っています。

他に良かった点は?

その企業に限ったことではないのですが、2〜3時間から半日程度のインターンや、ESなしのインターンは参加しやすいですね。

夏休みは2ヶ月ほどの長期間ですが、業界や企業の絞り込み、早期選考などを勝ち取るために、学生は10社、20社、多い人では30社ほどのインターンに参加することもあるのかなって思います。

ESが必要なインターンや、1日丸ごとのインターン、複数の日にわたって開催されるインターンは、インターンに参加する前からその企業を知っていたり、強い興味を持っていたりしている場合ではないと、なかなか参加しにくいですね。

他の企業のインターンで良かったものは?

その企業に就職する予定の、1個上の先輩学生と話せる機会があるインターンは良かったなって思います。

学生目線でその企業の良さを教えてもらったり、就活のアドバイスをもらったりしたので、企業研究や業界研究が捗りました。

特に、色々な企業がある中で、その先輩がどのようにその企業に決めたのかというお話を聞かせてもらいました。
たまたま、その先輩が自分と同じ学部だったので、かなり共感しながら先輩の話を聞いていましたね。

今、自分は24卒で就活を終えているのですが、自分の就活の体験を後輩に共有することができたり、さらにインターンの運営に関わることができたりするのは、すでに内定を獲得した学生にとってもいい機会だなと思います。

こちらの企業もインターンが印象に残ったので、本選考まで進みました。

おわりに

今回の記事では、印象に残るインターンについて学生に体験談を語ってもらいました。

特に、「体験」が1つのキーワードになっているようです。

業界説明や職種説明など、他の企業と内容が被りやすいものになっていないか、企業の理念や考え方に触れる機会といった学生が本当に求めている機会を設けているのかといった点は、インターンの改善のヒントになりそうです。

また、学生同士が活動する様子を社員が評価するという形式のインターンが多いからこそ、社員と学生が密接に関わる形式のインターンの方が、学生の印象に残りやすいかもしれません。

ぜひ、インターンの内容設計にお役立てください。


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