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海外の働き方:日本との5つの違い

こんにちは。スペインの大学在学中の大学生です。

最近、注目され始めている長期インターンシップですが、海外ではすでに、さまざまな企業が長期インターンシップを採用し、大学のプログラムとしてインターンシップの期間が組み込まれている大学も多く存在します。

その中で、私がドバイでの長期インターンシップを通して経験した日本との働き方の違いを5つお話しします。


(1)残業している人が少ない

第一に驚いたのは、「残業が禁止」されていることです。
日本では「残業をして夜遅くまで仕事をしている」会社員の方も多い印象ですが、ドバイの長期インターンシップ先では、残業をしなければいけない人は、「仕事が効率的にできていない人」もしくは、「緊急で仕事の用事が入った人」と言う考えが定着していました。

最初の数週間は「まだ働いている社員の方がいるから、最後まで一緒に手伝ってあげなければ」と言う意識がありましたが、上司の方に途中から「定時で仕事が終わらない場合は許可を得てから残業をするよう」指示を受けました。
それほど、「定時上がり」が当たり前の事として定着していることに驚きました。
ただ、帰宅してからも仕事を続けている社員の方もいたので、昇格するためのみなさんの努力をとても尊敬しています。

(2)産休への対応

インターンシップを始めた時に、一人の女性の取締役員の方が妊娠されていました。
やはり妊娠されているので、妊娠7ヶ月ほどから早退する回数が増え、その後出勤日数が週一ほどに減り、リモートワークが中心となっていきました。

日本では女性の方の産休や育休などの対応が問題視されていますが、ドバイの長期インターンシップ先では、当たり前のように部署全員の方が協力しあっていました。

産休・育休期間の代役として取締役員を任された社員の方もとても協力的で、二人分の仕事を担っているため、毎日夜遅くまで仕事をされていましたが、文句ひとつ言わず、嫌がるどころか、妊娠中の体調などを心配し、出産時にはみんなで準備した出産祝いを代表して届けてくださいました。

妊娠・出産は「プライベート」なことではありますが、部署全体が一丸となってサポートしあっている姿がとても素敵でした。

(3)上司との関係性

ドバイでの長期インターンシップ先で驚いたのは代表取締役の方が部署の人事としても役割を担っていたことです。
昇給・昇格の相談、社員の数や仕事内容の相談、他部署との問題解決など、直接部署の代表取締役に相談されている方が多く、驚きました。
話を聞いていると、「今年中に昇格できなかったらやめる」「給料に不満がある」「他部署が仕事してくれない」「社員の数が少なすぎる」など相談内容もダイレクトな内容が多かった印象です。

また、社員の不満を人事もしくは最高経営責任者に直接やりとりし、仕事環境をより改善していく姿をみて、6ヶ月という期間の中でも大きな変化がさまざまあって、仕事の進むスピード感を実感することができました。

さらには、仕事で無断欠勤を繰り返していた他部署の社員が上司の一言でクビになるところを目の当たりにしたり、上司との関係が重要であることを実感しました。

(4)社員間のライバル意識

コミッション性のボーナスが採用されていたので、仕事ができれば、給料が増える制度のため、社員間のライバル意識はとても感じました。
中には「俺の仕事をとるな、これは俺が担当だ」と表向きに社員同士のライバル意識が出ている時もありました。
日本では珍しい会話内容も経験できて、とても良い経験になりました。

それとは反面、お互いのサポート面もしっかりとしていて、コミュニケーションを大事にしている面もあったので、個人個人の仕事はしっかりとし、チーム全体としての成果を残すためにも、協力しあっている様子をみて、とても勉強になりました。

(5)顧客との距離感

日本で一般的なビジネスマナーや敬語などの言葉遣いが海外では必要とされていないことに驚きました。
コミュニケーションツールもWhatsAppと言う、日本でいうLINE的存在のチャットツールを使っていて、とても気楽でした。

また、日本ではメールでの言葉遣いと電話での言葉遣いとで違った文章を使っていたり、苦戦される新卒の方も多いかと思いますが、ドバイの長期インターンシップでは、顧客との距離感が近く、やりとりがストレートであることが多かったです。

個人的には、日本のビジネスマナーや礼儀は誇りに思う文化なので、これからも尊重していきたいですが、海外のように周りくどい表現がないコミュニケーションも魅力的だなと感じました。


まとめ

インターン生としての視点からもこれほどの違いを実感することができてとても驚いています。
日本の文化はとても誇りに思っていますし、日本の礼儀やマナーがあるからこそ、日本人は世界中の方々から信頼を得ているのだと思います。

しかし、多様化が進んでいるこの世の中、日本文化の良さを残しつつも、多文化を取り入れ、フレキシブルな働き改革も良い影響を与えるのではと考えます。



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