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店長会議だってオンライン開催できる?!飲食人のITリテラシー

その昔、「店長会議」を行う時に、会議室の予約とそのあとの飲み会、
のセッティングは店長の役割でした。
というか、上司がめんどくさがって店長に振って来たのでした。

ただ、この仕事を振られた店長はその後出世する。
とも言われていましたが。

当時の私も、飲み会のお店選定・予約を振られていました。
これ条件がけっこうあって気を使いました。
・タバコが吸える(エライ人が喫煙者)
・クレジットカードが使える(エライ人がおごってくれるから)
・安いチェーン店ではない(エライ人がそういう店嫌いだから)
・会議室からそれなりに近い場所にある(毎回会議室を借りていたので
その時々で微妙に場所が変わった)
・毎回、参加人数が直前で増減するので飲み放題コースとか頼めない(おごってくれるからいいか)

その上で、もちろん料理が上手い!が満たされないと、飲み会が終わった後に上司レビューがあります。(辛口レビュー)
おかげでお店選びが上達しました。。。

今はオンラインで会議が可能だから、面倒くささは半減かな~……。
と想像してみたのです。

いや、倍増だな!

それでは、
全国の店長会議をさりげなく仕切っている飲食店店長に贈ります!

【上司に”リモート店長会議を仕切れ!”と言われたあなたが、
ツール選定から飲み会まで開催する件】

さっそく覗いていきましょう!!

予約はいらない!確認作業がわんさかいる!

さて、いきなり上司に無茶ぶりされたがどうしよう。
上司もITに明るくないから振って来たんだな、くそう、いつもより手間がかかるぞ。

まず、ツールを何でやるかが問題だ。

有名なzoomは却下。無料版では40分の制限時間がある。会議は少なく見積もって3時間、そのあとの飲み会の時間も換算するので、全然足りない。
何回もインアウトしてたらエライ人がブチ切れそうだ。。。
個人的にはMicrosoft Teamsがいいけど、Microsoftのアカウント持ってますか~?って確認して持ってないひとには作ってもらわないといけない、それはダルすぎる。。。
あ、LINE?だったらみんな持ってるでしょ。でもエライ人とも友達にならないといけないのか。いや、やめよう避けよう却下却下!
やはりここは、アカウント作成もいらない、スマホでも使えるSkypeにしよう。

さて、ツールが決まったところで、店長全員に告知だ。

あ、でもどうする?もしシフトが埋まらないとかで欠席の場合も、店舗のPCから参加させる?アイドルタイムだったら参加できるかな?多分出たり入ったりでうっとうしくなるから休みでいいかな?あと家から参加・カフェから参加も可にする?数字的な話もするから外は不可だよね…。でも家にネット環境がない店長がいたらどうする?携帯で参加?契約プランは?え、1人1人の契約プランのことまで考えないといけないの?私、家族なの?
む~ムズイな、通信代を経費であとから支給とかにする?どっかのリモートオフィス個人で借りてもらう?結局会議室的な経費かかっちゃうやんね。
え、どうする?
ちょっと~!上司~!上司~!

さて、会議資料の作成だ。

これは、いつもの通りExcelのフォーマットを使って、各店長が作成、
上司に提出、の流れでいいだろう。
あ、でもいつも他の店舗の資料をみんなで見るのか、画面共有してもらえばいいか。
ん、画面共有のやり方みんな分かるよね。。。え、まさか事前にレクチャーか?携帯だったらどうやるんだろ、できるのかなそもそも。え、事前にレクチャー(以下略)

さて、無事に会議も終わったら、みんなお待ちかね飲み会だ。

上司のご要望で、リモートでも飲み会したい、みんなと同じものを食べて絆を深めたい、ということでサービスを探してみたよ、色々あるもんだね。
「会社の飲み会」はリモートになっても逃れられない、便利な世の中だ。。。
へー1人前のお弁当やオードブルを、各お家に送ってくれるんだ。
だいたい10日前から3日前まで注文が可能。ただ、参加者みんなに送り先
住所を入力してもらわないといけないのか、、、そうか、入力チェックしないといけないか。。。これは各SVに振っちゃおう。あ、でも参加しないやつにもご飯送られちゃうってこと?その線引きはどうする?
ちょっと~!上司~!上司~!

飲食人のITリテラシーは低い

同僚の社員が、「新規のアカウントを作る」にとてもハードルを感じる
んじゃないか、とか。家にネット環境がない、とか。画面共有できないかも、とか。確かに心配してしまうくらい、かもしれません。

でも、飲食じゃなくても低いようです。

リモート会議なんて飲食じゃなくても、ここ最近までみんな誰もやったことなかった。各国首脳だって一堂に会してたし!世間のみなさんも最近身に着けたものです。(ですよね⁇)

逆を返すと、ちょっとお勉強するだけで、そこの飲食店長のあなたも
「ITリテラシー持ってるね」と世間に認められる標準になります。

え、お勉強する時間がない?

確かに、時間が取れないのも確かです。
時間は作るしかありません。

私が一番本を読めた時期があって、通勤時間が片道1時間あった時です。
その1時間は電車で確実に座れて、本を読むことができました。(帰りは睡眠時間でした)

また、あまり得意じゃないことだと取り掛かるまで時間がかかってしまうので、自分の得意を見極めることです。
私は、動画が得意じゃないことが分かりました。TiktokやYouTube動画を
作ったこともあるのですが、めちゃくちゃ時間かかるし、反応ないとまったくやる気が起きなくなってました。
今は、noteとTwitter。文章ですね。反応がなくても継続することができます。
(もちろん反応があるほうがやりがいでます!宜しくお願いします!)

また、自分でやみくもに取り組むのではなく、先生をつけたほうがいいです。(自分で調べて勝手に先生にするのよ)

ちょっと調べると詳しく教えてくれる方はわんさかいます。
分かりやすいブログ・動画・オンライン講座、しかも方向性、考え方、マーケティングの仕方まで教えてくれる、、、、良い時代ですよ。

あと、アルバイトさん!
個人差はあれど、やはり世代間で接し方の密度は違います。
分からないことがあったら、10代20代のアルバイトさんに聞く!のが一番早いかもしれません。(教えてくれるよね、、、ドキドキ)

もちろん先生を探すのもやみくもではなく、自分を知る、が大事です。
人によって、直接人から教えてもらえるのが一番吸収できるとか、YouTube見てると年下ばっかりでモヤモヤするからドキュメンタリー映画がいいとか、成功者の本の内容はうなずけるけど全然自分に活用できないから、
異業種のコミュニティの方が役に立つとかとかとか。。。。

そうか、ITリテラシーとして一番必要なのは、「検索能力」なのかもしれません。玉石混交の情報から、自分に必要で有益な情報を探し出す能力。

“私たちは巨人の肩の上に乗る小人のようなものだとシャルトルのベルナールは言った。私たちが彼らよりもよく、また遠くまでを見ることができるのは、私たち自身の視力が優れているからでもなく、ほかの優れた身体的特徴によるのでもなく、ただ彼らの巨大さによって私たちが高く引き上げられているからなのだと”

John of Salisbury 1159年の著書『メタロギコン』

つまり、「巨人の肩に乗る」

以上!!
結局時間必要だね!


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