知っておきたい介護の基礎!どんなときに介護が必要になるの?【日本インストラクター技術協会】
介護が必要になる原因は、病気だけでなくさまざまことが関係してきます。決して他人ごとではないことなので、知識としてしっかりと取り入れていくようにしましょう。今回は、介護が必要になる原因について詳しく解説していきます。
介護が必要になる主な原因
病気・疾患
病気や疾患の中でも介護が必要になるのが、脳卒中、関節疾患、心臓病、パーキンソン病、糖尿病などです。身体に麻痺が残ったり、動作が上手くいかなくなるケースがあり、食事や入浴、トイレ、移動などの生活に関わる全てのことに介護が必要になってくる場合もあるのです。
糖尿病
糖尿病は、合併症を招くと一人で行動することが困難になるため、生活すべてで介助が必要になってきます。さらに食事療法が欠かせなくなるため、献立を考えたり、用意することも必要になってくるでしょう。
脳卒中
脳卒中になると平衡感覚や言語に障害が起こったり、手足が思い通りに動かせなくなる場合があります。脳卒中はある日突然起こる事が多く、脳の血管が詰まる「脳梗塞」と脳の血管が破れる「脳出血」があります。高血圧や高脂血症、糖尿病から脳血管疾患になることが多く、普段の生活習慣の見直しが重要とされています。
関節疾患
関節疾患は、関節に傷みが伴うため自分で行動することが困難になります。車いすや寝たきり状態になる可能性も高く、介護が必須となってしまいます。筋肉が弱く女性ホルモンの影響を受けやすい女性がかかりやすい疾患とも言われています。
精神的な病気・疾患
認知症
認知症は、アルツハイマー病や脳血管障害、びまん性レビー小体病、前頭側頭葉性症などが原因で起こります。進行するので徐々に悪化していくことが特徴でしょう。
人や場所を忘れるだけでなく、幻想や幻覚の症状や徘徊などの症状がでることもあり、介護者は目が離せないという状況になることも少なくありません。認知所は早期発見早期治療がとても大切なので、おかしいと思ったら早めに受診するようにしましょう。
ケガ
要介護が必要なケガは、転倒による骨折が主な原因になっています。高齢者は若い人に比べると骨折しやすく、回復も遅いためそのまま寝たきりになってしまうケースも多いのです。
予防法としては、自宅をバリアフリーにすることや、普段から運動を取り入れて筋肉の老化を少しでも遅らせることなどがあります。ケガをしたことがショックでそのまま精神病になってしまう方も少なくないので、心のケアも心掛けるようにしましょう。
日本インストラクター技術協会には福祉心理アドバイザーの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。