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#40 暴落を乗り越えるメンタルとは
投資を始める方に一番多いのは
「損をしたくない」
という感情です。
しかし、投資は失敗しながら成長していくものなので、マイナスがない時期などありません。
投資を続けている以上は損失が出る年もあります。
みなさんは、高校、もしくは大学を出ている方が多いとは思いますが
今まで「無料で学べる学校」はありましたか?
大学を出る場合には国立でも200万円以上は払います。そのための仕送りも入れると総額700万円以上の費用がかかります。
そして、それに対する対価は
「望む会社に就職できる」
「安定した給料の職につける」
「学歴がつく」などです。
(当然、自分の好きな分野の研究が出来るというのもありますが、ここでは割愛)
つまり、自分の望むものを得ようとすれば、
必ずお金、時間、手間などの
『代償』が発生します。
しかも多額で、時間がかかり、かなり面倒です。
しかし、投資を始める人はどうでしょうか?
「必ず儲かる方法はありませんか。」
「投資で損をするのが怖いです。」
「絶対に損をしたくありません。」
と、平気で言います。
投資の女神は「代償を払わない」者を嫌います。
投資の損失は『授業料』です。
子供の大学進学に何百万も払う人が、なぜ、数万、数十万円の損失で大騒ぎするのでしょうか。
それは、投資による損失は、支払うべきお金というよりは「罰金」に近い感覚があるからです。
投資による損失は
「間違った選択をした罰金」ではなく
「将来、大きな利益を得るための授業料」
と捉えましょう。
市場リターンを得るための「授業料」はこれまで「無料」であったことはありませんし、今後もないでしょう。
長期投資をする上で
「2割損をした」と考えるのと
「2割損したが、これは将来大きなリターンを得るための授業料だった」
と捉えるのでは雲泥の差があります。