韓国語が話せる人の思考回路、話せない人の思考回路。一体なにが違うのか?
韓国語を話す思考回路を身につけるには?
私は韓国語講座を運営しているのですが、
そこでは
「韓国語を話すための思考回路」を身につけてもらうことを
主目的にお伝えしています。
韓国語を話す思考回路さえ身につけてもらえれば
話せるようになるのはもちろん、聞き取りも上達しやすくなるからです。
では、「韓国語を話すための思考回路」を身につけるにはどうしたらいいか?
私は「作文力」が上がるように、
まずは韓国語で日記を書くことをお勧めしています。
日記を書くと言うと三日坊主になりがちですが、
その日にあった出来事や行動を韓国語で記録しておくだけと考えれば
ある程度ハードルは下がるかと思います。
韓国語作文をする際に念頭においてほしいこと4つ
先日、毎日韓国語で行動記録をつけている方から
こんな質問をいただきました。
毎日同じようなことを続けていると
上達が感じられないとか、飽きがくることがあります。
なので、ちょっと違うアプローチをとってみることは
本当にすばらしいことなのですが、
「日本語を書いて、韓国語を当てはめる」場合に
念頭においていただきたい点がいくつかあります。
何も考えずに「日本語を書いて、韓国語を当てはめる」ことをしてしまうと
上達の足を引っ張る可能性があるからです。
ここでは、作文をする際に念頭においてほしいことを4つ紹介します。
1)日本語の文章をそのまま単語を韓国語に変えただけの作文はしないこと
→思いついた日本語単語をそのまま韓国語に変換しただけの文章は
韓国人に通じる韓国語にならないためです。
これは逆に韓国語の文章を日本語に直訳してみるとわかります。
日本語と韓国語は似ているのですが、やはり違う言語です。
単語を入れ替えただけだと正しい文章にならないのです。
2)韓国人の文章を真似して、韓国語を作文すること
→これは1)と同じことを言っています。
韓国人に通じるための文章は、韓国人が書いた文章を真似することが基本です。
そのためには韓国人が書いた文章をたくさん読んで
仕入れた単語の並べ方やフレーズを組み合わせて作文してください。
3)会話するときは辞書が使えないので、まずは自分が書ける範囲の韓国語で書いてみること
→実際に会話するときは「言えないことは言えない」ですし、
「言えることしか言えない」状況になります。
逆に、韓国語が話せない原因の大部分は
「言えないことを言おうとする」ときに起こります。
こうして文章にすると至極あたりまえな事実なのですが、
実際に会話しようとすると、このあたりまえなことができなくなります。
なので、会話するときに言いたいことが言えない状況に陥ったら、
「手持ちの知識だけで自分の言いたいことを伝えるには、どうしたらいいか?」
こう考えて対処することがものすごく大事なんです。
実は韓国語を話せる話せないの分かれ目はここにあります。
話せない人は、最初に思いついた日本語をそのまま韓国語に変換しようとして、
韓国語の単語や文法を一生懸命思い出そうとすることしかやりません。
それで頭が真っ白になって、「私は暗記が苦手だから・・」と思いながら落ち込んだりします。
しかし、話せる人は、
思いついた日本語の文章が韓国語に変換できないとわかると
そこで一旦その文章を諦めます。
そして、同じような意味になる別の言い回しを考えて、
「このレベルの日本語なら韓国語にできる!」という文章に作り変えた上で
韓国語に変換しているんです。
つまり、手持ちの韓国語知識だけでなんとかしよう!と頭を回転させてみてください。
4)3)の方法で作文してみたあとで、辞書などで調べた韓国語単語を使って、もう一パターン文章を書いてみる
→1)でお伝えした理由で、
本来は韓国人の書いた文章から知識を得て、作文するとき実際に使ってみるという流れを作るのが理想ですが、
「この日本語は韓国語で何て言うんだろう?」と自分で調べ、作文すると記憶に残りやすいという大きなメリットがあります。
なので、3)で一旦手持ちの知識だけで作文してみて話せる人の考え方をトレーニングしたあと、自分で調べた単語やフレーズで作文すると効果的だと思っています。
ただし、その場合は本当に韓国人に通じる言い方になっているのか必ずチェックしてみてください。
以上のことを念頭において、文章を作る練習をたくさんしてみてください。
かならず「話す」「聞き取る」チカラに結びついていきます。
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