電話に出るときにつかう韓国語・여보세요は元々どういう意味なのか?
여보세요=もしもし
韓国語の여보세요という言葉は
電話に出るときだけ使われる言葉です。
日本語に訳すと「もしもし」ですね。
ところで、あなたは
なぜ日本人は電話に出るとき「もしもし」と言うのか
知っていますか?
なぜ「もしもし」と言うのか
深く考えたことがない人が多いかとおもます。
私も深く考えたことはありません。
여보세요にはなぜか尊敬語が含まれている
ただ、今回私は
여보세요?についてふと思いました。
여보세요の세요は
尊敬語の시と、丁寧語の어요が合体した形だよな?
ということは
尊敬語を外した여봐요という言い方はあるのか?
ということでnaver辞書で調べてみたところ、ありました!
ついでに、여보세요についてもnaver辞書で検索したところ、
こちらも出てきました。
여봐요もそうですが、
세요がついているから文章なのかな?と思ったら、
「感嘆詞」という単語扱いになっているんですね。
解説文を読むと、やはり여보세요には尊敬語が含まれていて
尊敬語を外した言い方として여봐요という言葉が存在するようです。
じゃあ、여보다という言葉も存在するのか?
と思ってnaver辞書で検索してみたところ
여보다については掲載がありませんでした。
여보세요の意味とは?
ただネットをいくつか検索したところ
여보세요の語源を解説している文章がありました。
まとめてみると
・正確な語源はわかっていない
・ただし、여보は「여기 보다(ここ見る)」の短縮形ではないか?
・여봐라という地位の高い人が低い人に対して使う命令形っぽい言い方もある
→この言葉は「こっち見ろ」で説明がつく
・昔、人を呼びかけるとき여보시오という言い方があった
→これが電話を通じて相手を呼ぶときに使われて、現在に至るのでは?
つまり、여보세요は
「こちら見てください」
という意味の丁寧な文章だったのだろうということです。
ちなみに「もしもし」の語源は?
江戸時代に相手に声をかけるとき
「申し(もうし)」
と言っていたそうです。
goo国語辞典をみると次のように記載されています。
これが「もうしもうし」と2回繰り返して言うようになり
時代と共に短縮されて「もしもし」となったようです。
「申し」が語源なのであれば
日本語の「もしもし」も
元々丁寧な言葉だったということですね。
여보세요とちょっと通じるところがある気がします。