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三千院の観音像とダムタイプの共存する京都 1/2
日本を離れる前に行きたい場所のひとつに京都があった。
人もまばらな鴨川周辺に驚きつつ、真夏の古都の暑さを逃れるように大原へ向かう道がとても快適だった。
過去・未来に囚われずにと言おうか、何人によっても妨げられない意志を貫き、その瞬間を無邪気に過ごせることが以前より少なくなった。その日は幸運にもそんな時間だった。
昼には、もう数年は顔を見たくないくらい大量の(豪勢な)鮎、鮎、鮎尽くしを食べた。東京にはあまりない、地に根ざした快適な上品さのある地方の山の辺料理だった。
記憶に残る夏メニューだが、冬に熊を食べにきたいとも思った。
先月からフィルムカメラをときどき取り出しては景色を写していたが、鮎達は携帯のカメラの方が好きなようだった。
続く