【Owner's Voice vol.4】ひとりひとりの働き方に自由を、安心と快適さを追求したワークスペース
「Owner's Voice」はインスタベースにスペースを掲載している掲載者様にスペース運用の秘訣やこだわりをお伺いする企画です。
第4回目となる今回は「働く時間と生きる時間がやさしく溶け合う場所で。」をコンセプトに東京電力ホールディングスが展開している郊外型テレワークオフィス「SoloTime」の佐藤さん、野村さんにお話をお伺いしました。
SoloTimeでは郊外型ならではの「職住接近、子育て支援、人材確保の促進」「幅広い働き方によるモチベーションアップ」等のメリットにより、新しいワークスタイルを提供しています。
-東京電力ホールディングス株式会社は電力の会社ですが、コワーキングスペース事業を展開されたきっかけをお伺いしたいです。
新規事業を検討していたときの候補のひとつがコワーキングスペース事業でした。元々コワーキングスペース事業を考えはじめたのは、自分が育児をやっていたときに、子供の具合が悪くなってしまったと連絡がきて、仕事があまりできずにお迎えに行ったことがあり、家の近くで仕事に集中できるオフィスがあったらいいなと思ったのがきっかけです。
2016年に私たちが所属している社内にビジネスソリューション・カンパニーソリューション推進室ができました。いわゆる一般管理部門を集約化をして、効率的にそれを運営していくという目的でできた組織になります。
最初はシェアオフィス事業も自社の働き方改革の一環として始めました。分社化した各事業会社へサービスを提供していきつつ、将来的には対外的な企業様にもサービスを提供できるように展開していきたいと考えていました。
シェアオフィス事業を不動産としてやったのではなく、働き方改革として人事の視点から始めたという点はほかの企業と違う点かなと思います。
営業時間の観点でも、たとえば海外の人と仕事をしている人や子供の寝かしつけの後に働きたい人、仕事の前の朝に副業をしたい人などいろんな人の働き方に合わせて選択ができるように極力朝の7時から24時まで営業しています。
-「郊外型」のサテライトオフィスを展開している点もSoloTimeの特徴ですが、どのようにサービスを展開されてきましたか?
郊外を山手線外に定義して、1店舗目は八王子、2店舗目は東戸塚、3店舗目は静岡の三島に出しました。山手線内はそれなりに元々コワーキングスペースがあったので都心は提携で使える場所を広げていって、まだまだコワーキングスペースの数が少ない郊外をメインに事業を展開していきました。
-SoloTimeは内装の綺麗さや落ち着いた雰囲気が特徴としてあげられると思いますが、こだわりポイントを教えていただきたいです。
内装のデザインでいうと、女性の目線をすごく大切にしていて、設計も女性にやっていただくことが多いです。元々この事業を始めたときは短時間勤務者や子育てをしている女性が多く、会社に毎日通うことが難しい女性たちが過ごしやすい空間にするにはどうしたら良いかということを、女性目線の意見を聞きながら設計しました。
SoloTimeの中でも二子玉川店は毎年優れたデザインに与えられる国際的に権威ある賞「iF DESIGN AWARD 2024(iFデザインアワード2024)」で「オフィスインテリア」分野を受賞しています。
ほかにも個室は快適に仕事ができるようにテーブル幅は120cm以上は必ず取るようにしていたり、ウェブ会議のときに顔の写りがよくなるように照明を調整できるようにしたりしています。
あとはSoloTimeに置いてあるドリンクは飲み放題、お菓子も食べ放題で、長時間の利用でもとにかく居心地よく過ごしてもらえるように心がけています。
-SoloTimeを展開するにあたって大変だったことはありますか。
大変だったのはやっぱり事業の立ち上げのときですね。事業を立ち上げたときは私と短時間勤務者の2人だけで、不動産のアセットがあるわけでもなく、営業やプロモーションの方法を0から考えるところからのスタートでした。
中でもこの事業を始めたころは、シェアオフィスがまだメジャーじゃなかったので門前払いになってしまうことも多く、物件の調達が大変でした。1日で100件以上物件を出していただいて見に行って、残った候補の物件を女性に見に行ってもらっていました。入りやすいと思うビルかというところや、お手洗いは綺麗かなどその辺も女性の目線を重要視していました。
-インスタベースに9月から掲載していただいていますが、インスタベースに掲載をした感想を教えていただきたいです。
掲載してすぐに予約が入り始めたので驚きました。会員数が多く全国展開されているので私たちの会員さんだとあまり使わないような拠点にもインスタベース経由で予約が入っています。
-SoloTimeの今後について教えてください。
まずは働き方を変えていきたいというのが原点だったので、まだまだ店舗数を増やしていきたいです。出店ができなかったところは提携して、会員さんが様々な拠点で自由に働ける場所をどんどん増やしていきたいと考えています。
また働き方以外でも、日中は働いている人たちが平日の夜や土日にSoloTimeを学びの場として使っていただきたいと思っています。現在もスパルタ英会話さんという英会話教室のサテライト校として使っていただいています。スパルタ英会話さんは拠点が1箇所しかないのですが、SoloTimeをサテライト校として、教室まで通うことが難しい方や、仕事帰りに英語を学びたい方に気軽にご利用いただいています。
場所を選ばない働き方と同じように習い事や勉強などの学びの場所としてもSoloTimeが利用されるようになったら嬉しいです。
-最後にまだSoloTimeを利用したことがない人に向けてメッセージをお願いします。
集中して仕事ができる環境や快適な空間づくりに自信を持っているので、それを体験してもらって感じていただくためにとにかく一度SoloTimeに足を運んでいただけたら嬉しいです。
-佐藤さん、野村さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました。ひとりひとりの働き方に合わせて、快適なワークスペースを展開しているSoloTimeのこだわりを、ぜひ一度足を運んで体験してください。
SoloTime新橋店の体験レポートはこちら🔽