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【Owner's Voice vol.1】誰かの夢を応援出来る場所、食を通して人が繋がる空間作りの秘訣とは

シェアキッチンを中心に、インドアcampスペースなど、利用者に優しく様々な用途で活用できることで人気の高いリノスペ。
特にメイン商品であるシェアキッチンでは、『繋がりとチャレンジ』を目的とした、料理教室限定コミュニティ「キッチンセンセイ」も開始して、より幅広いニーズに応える魅力的なサービスを多数展開しています。
今回は、スペースごとにこだわり抜いた裏側に迫るため、マーケティングや運営、営業も幅広く手がけられるリノスペ株式会社 石井さんに、進化を続けるスペース運営の秘訣をお伺いしました。


—本日は、よろしくお願いいたします。まずスペース運営の具体的な仕事内容について教えてください。


サイトの設定や、スペースの管理などさまざまですが、メイン業務としては、ゲストとのコミュニケーションになります。御社のサイトからご予約いただいたゲストのご利用までを円滑に行うため、質問に対しての対応や、入室方法など、安心してご利用ができるようなサポートを心がけております。

—スペースで工夫したり、運営においてこだわってるポイントを教えてください。

リノスペは名前の通り、どのスペースにもリノベーションを施しています。その過程で、どうしたらゲストの方に満足していただけるか、という点には常に気をつけています。
例えば、玄関を広くすることにより、ベビーカーを置けるスペースを作ったり、撮影の際に料理が映えるようなお皿を選定するなど、利用イメージを具体的に思い描き、「ゲストファースト」でスペース作りをすることが重要だと考えています。
また、自由な使い方の可能性を残しておけるお部屋作りを目指しています。以前、室内キャンプスペースで会議をしたいという方や、撮影の控室としてキッチンスペースを利用したいという方がいらっしゃいました。
みなさまの幅広い用途に、私たちも面白さとスペースの可能性を感じています。

—レンタルスペースを運営されていて嬉しい、楽しいと感じるのはどのような時ですか?


大きく分けて2つあります。
1つ目は、やはりご利用者様に「ありがとう」と言っていただけた時です。
ありがたいことに、毎月たくさんのご予約をいただけるようになってくると、レビューもたくさんいただきます。
特に高評価のレビューをいただけるとやっぱり嬉しいですね。もちろん、厳しいご意見をいただくこともあるので、その都度改善に取り組みますが、ご利用者様の反応を見ることができるのは、私にとってやりがいとなっています。
2つ目は「発見」した時ですね。「そんな使い方があるのか!」という我々が想像していなかったご利用目的もそうですが、何か新しいことを試した時に、その反応が返ってくることも常に新たな発見になっており、楽しい瞬間でもあります。

—掲載する内容に関してこだわりはありますか?

特に挙げるとすれば、写真にはこだわっています。
目に見える印象は大切で、4年前くらいには、「ぬいぐるみ」がスペースの備品として写真に写りこんでいるだけで予約が増加する、と言われたこともありました(笑)これはあくまで都市伝説的なものだと思っていますが、それくらい写真が与える印象は重要ですね。
私たちも、写真から興味を持っていただくために人間のCGを利用イメージとして入れるようになりました。このCGによって、実際にご予約も大きく増加しています。
実際の人物に立ってもらうと、肝心のスペースではなく人物に目がいってしまうようなので、CGの人物にしました。これがスペースのサイズ感や奥行きを把握するのにも役立つようで、上手く機能していると思います。
このような施策には、「正解」がありません。これがあるから予約する、というような単純な因果関係ではないからです。その難しさはありますが、逆に色々と思いついたことを試してみて反響を見るという楽しさを感じています。


「リノスペkitchen神保町」の利用イメージ画像
「リノスペkitchen初台」の利用イメージ画像

—スペース運営・掲載において大変なこと、難しいことはなんですか

運営において大変なことは、ゲストの方とコミュニケーションを上手く取ることができない場合があることです。スペースは基本的に無人運営なので、実際にトラブルが起こってしまった時には対処が難しいこともあります。そんな時は必ずゲストのせいにせず、自分たちのせいであると受け止め、改善策をメンバーと一緒に考えることを心がけています。—なぜキッチンスペースを多く展開されているのですか?「衣食住」と言われるくらい『食』は人にとってなくてはならない要素だと考えると、日常的に行う人も多い”料理”という用途は世の中に求められているのではないか、と思い展開に至りました。そんな弊社のシェアキッチンでは、食事会や撮影利用など通常の利用だけではなく、飲食店営業・惣菜製造、菓子製造の3つの許可を取得し、『やりたかったこと』を実現できるよう世の中に提供しています。

—2024年にスタートした「キッチンセンセイ」とは、どのようなサービスですか?

料理教室の先生限定コミュニティになります。
シェアキッチンの利用データをみていると、『料理教室』でご利用されている方が多くいたので、直接ご連絡させてもらいお話を聞いたところ、ご自宅での開催はプライベートな空間でもあるためやりづらかったり、先生独特の悩みを解決する場所がなかったり、集客を困っていたりと、課題がありましたので、スペースを提供している僕らがコミュニティを作ることで、料理教室の先生たちの活動の幅が広がってくれれば、との思いでローンチしました。
現在では会員数も18名(2024年6月20日時点)になり、月に2回の交流会をメインにさまざまなジャンルの先生が交流をし、悩みの解決やコラボ企画に進んだりしています。

—料理教室に関して、今後どのようなニーズに応えられるとお考えですか?

色々ありますが、特に面白いと思っているのが、外国人向けの料理教室です。
海外の方にご利用いただくことが比較的少ないレンタルスペース業界において、この用途はキッチンスペースの強みだと思います。ラーメンやお好み焼きだけでなく、家庭料理などを実際に作って食べる、という料理教室が広がっているなという印象で、僕たちの中で、革新的な用途として魅力的に感じています。
料理体験だけでなく、神社のお参りやお茶作り体験など海外の方は日本の文化に触れたり体験をしたりすることを重視する場合が多いようですし、これからもインバウンド需要は増えてくると言われていることを考えると、料理教室はそのニーズに応えることができる、可能性のあるジャンルだと考えています。
そんな可能性を感じながら、キッチンセンセイの運営によって、料理教室をこれからやってみたい!や、すでにやっているけどもっと数を増やしたい、交流をすることで活動の幅を広げていきたい、など、さまざまな想いを持っている先生たちの集まる場所やきっかけを作っていけるようこれからも取り組んでいきたいですね。

—最後に、今後レンタルスペース運営を通して行っていきたいことを教えてください。


レンタルスペースを「当たり前」の存在にする、ということです。
ゲストの方に『次もリノスペを使いたい!』と思われるようなスペース作りや運営を行い、様々な用途に柔軟に応えていくことで、世の中の当たり前に
できるようチャレンジしていきたいと思っています。
また、夢を実現するきっかけ作りも行っていきたいですね。
実際に、リノスペをご利用くださった方が、その後ご自身の飲食店をオープンされたことがありました。私たちもそのお店のファンですし、夢を実現するお手伝いができた時はとても嬉しかったのを覚えています。
レンタルスペースが当たり前になった時、今よりもっと、たくさんのゲストがスペースを通して笑顔になっていることを想像しながら、リノスペは日々向き合っていきたいですね。


石井さん、ありがとうございました!
リノスペさんのレンタルスペースは、下記リンクからご予約いただけます。
今回ご紹介したキッチンスペースに加えて、室内キャンプスペースや撮影スタジオなど様々なスペースを展開されているのでぜひチェックしてみてください。


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