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献血のススメ

献血とは。
輸血を必要としている人に自分の血液を少し(200mlまたは400ml)提供すること。
70歳未満の健康体の成人であれば誰でもできる社会貢献。

献血すると無料で血液検査してもらえる(※)し、献血後にちょっとしたお礼をもらえる(私は6月に献血した時にクールネックリングをもらいました😆)しと、献血する側にもメリットがあります。

誰も不幸にならない。すばらしいです。



血が薄すぎないかの検査が主目的で、血液検査の結果通知はついでです。血が薄すぎると献血できません。提供する側、される側どちらの身体にも良くないので。


献血ルームに行くか、自分の家や勤務先の近くに献血バスが来る日を調べてそこに行くかすれば、献血できます。ただし、体調がよくなかったり、12時間以上食事してなかったり、心拍数が高過ぎたりすると献血できません。


私が献血するごく私的な事情

私、血縁者(ちっとも太っていないです!)が糖尿病と診断されて以来、自分(こっちも太っていないです!)も糖尿病にかかりやすい残念な体質なんだろうと恐怖にかられ、毎年めいっぱい(400mlを3回、合計1,200ml)献血して、その都度血液検査のグルコアルブミンの値を確かめています。

糖尿病にならずに一生を終えられれば、私自身は糖尿病(の合併症)に起因するQOLの著しい低下を避けられるし余計な医療費は払わずに済むし。公的健康保険に余計な負荷をかけないことは日本国民全体の利益にもなるし。いいことしかない。

あ、糖尿病治療薬作っている医薬品メーカーは獲物が一人減るから困るか。でもそんなのは私の知るところではないですね(笑)!


献血で分かる血液検査項目

献血時の血液検査では以下の項目が分かります。
健康診断ではないのでちょっと足りない情報もあります。

例えばコレステロールは総コレステロールしか分からない(善玉と悪玉の比率は教えてくれない)し、腎臓に関する検査項目(クレアチニンとか)はないし。

そのあたりはやっぱり年に1回、ちゃんと健康診断で血液検査するべきですね。それくらいの費用はケチっちゃいけません。3,000円くらいで検査してもらえます。


ALT(GPT)

肝臓に最も多く含まれる酵素です。肝細胞が破壊されると血液中に流れ出すので、急性肝炎で最も強く上昇し、慢性肝炎や脂肪肝(肥満)などでも上昇します。激しい運動の後に一過性の上昇がみられることがあります。
基準値: 8~ 49 IU/L

γ-GDP

お酒好きが気にする数値ですね。

肝、胆道、膵、腎などに多く含まれる酵素です。上昇する疾患は閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害などです。病気がなくても長期飲酒者では上昇することが多く1ヶ月位禁酒するとある程度正常化します。
基準値: 9~ 68 IU/L

総蛋白

血清中には80種類以上の蛋白が含まれ、種々の機能を持ち、生命維持に大きな役割を果たします。その総量を総蛋白として測定します。
基準値: 6.6~ 8.2 g/dL

アルブミン

血清蛋白の50%以上を占めるアルブミンは、病気などで栄養が悪くなると減少するため、健康診断のスクリーニングとして大きな意味があります。
基準値: 4.0~ 5.1 g/dL

アルブミン対グロブリン比

血清蛋白はアルブミン(A)とグロブリン(G)に分けられ、その比率は健康な人では一定の範囲にありますが、病気によってはその比率が変化(主として減少)してきます。
基準値: 1.3~ 2.1

コレステロール

HDLコレステロール(いわゆる善玉)、LDLコレステロール(いわゆる悪玉)、中性脂肪×1/5の合計値。

この値が同じ200でも、①HDL=90、LDL=100、中性脂肪=50と②HDL=30、LDL=140、中性脂肪=150では大違い。①は健康体だけど②はヤバい。高かったら病院で血液検査しましょう。

血清脂質の一つで、一般に脂肪の多い食事を続けていると上昇します。また、肝臓などで作られ、肝、胆道、腎、甲状腺の病気でその値が上下することがあります。血清コレステロールが多くなると動脈硬化を起こしやすいとされています。
基準値: 140~ 259 mg/dL

グリコアルブミン

私が監視しているのはこの数値。
15.6%超えちゃダメ、15.6%超えちゃダメ、と唱えています。😆😆😆

ちなみに糖尿病の指標としてよく使われる HbA1c との間には、

 グルコアルブミン ≒ 3.0 × HbA1c

が成立するそうです。

ただ、グルコアルブミンが検査前2週間程度の血糖の状態を表すのに対し、HbA1cは1~2ヶ月間の血糖の状態を表すので、HbA1c の方が下げるのがタイヘン。もちろんどっちで測るにしてもやることは同じ(食事の内容と分量を適切にして、適度に運動する)なんですが、2週間で目に見えて改善するグルコアルブミンと2ヶ月継続しないと改善が見えない HbA1c では、やる気を維持するのに必要な精神力にだいぶ差があるでしょうね。

糖尿病の検査の一つです。過去2週間の血糖値が低い状態が続いていると低下し、高い状態が続いていると上昇します。糖尿病では基準値より上昇します。基準値範囲内でも15.6%以上の場合は注意が必要です。
基準値: 16.5 % 未満

赤血球数

赤血球は血液の主な細胞成分で、酸素を肺から各組織へ運ぶ働きを持っています。
基準値(男性): 418~ 560 ×10,000 /μL
基準値(女性): 330~ 550 ×10,000 /μL

ヘモグロビン濃度

血液の赤い色は赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)によるもので、赤血球の働きの中心となっています。
基準値(男性): 12.7~ 17.0 g/dL
基準値(女性): 11.5~ 15.1 g/dL

ヘマトクリット値

ヘマトクリット値は一定の血液量に対する赤血球の割合(容積)をパーセントで表したものです。
基準値(男性): 38.8~ 50.0 %
基準値(女性): 34~ 45.0 %

平均赤血球容積

赤血球1個の平均的容積、すなわち赤血球の大きさの指標となるもので、赤血球数とヘマトクリット値から算出したものです。
基準値: 83.0~ 99.5 fL

平均赤血球ヘモグロビン量

赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を平均的に表したもので、赤血球数とヘモグロビン量から算出したものです。
基準値: 26.8~ 33.5 pg

平均赤血球ヘモグロビン濃度

赤血球の一定容量に対するヘモグロビン量の比をパーセントで表したもので、ヘモグロビン量とヘマトクリット値から算出したものです。
基準値: 31.7~ 35.2 %

白血球数

白血球は細菌などを貪食し、免疫情報を伝達し、さらに免疫能を発現して生体防御にかかわっています。細菌感染症があると一般に白血球数は増加しますが、ウイルス感染症の場合はかえって減少することもあります。
基準値: 38~ 89×100 /μL

血小板数

血小板は出血を止めるための重要な働きを持ち、この値が極端に減少すると出血を起こしやすくなります。
基準値: 17.0~ 36.5×10,000 /μL



#献血
#日本赤十字社
#糖尿病
#グルコアルブミン


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