続・ユニリーバに投資したい
前回、以下の記事でユニリーバに投資する方法を書きました。
ユニリーバは全世界で事業を行っているグローバル企業であり、さまざまな国や地域に現地法人を設立しています。もちろん日本にもあります。1964年設立のユニリーバ・ジャパン(1964年設立)。
中にはその国の証券取引所に上場している現地法人もあります。この上場している現地法人に投資すれば、地域を限定してユニリーバに投資しているようなものです😅
それに、もしその地域が今後経済発展して中間層が分厚くなると思うなら、ピンポイントでその地域のユニリーバに投資するという作戦もじゅうぶんありだと思います。
ということで今回は、日本から投資できるユニリーバの現地法人を見ていきましょう。
上場している現地法人
私が知っている上場している現地法人は2つあります。
ユニリーバ・ジャパンは残念ながら上場していません😥
ヒンドゥスタン・ユニリーバ
インドの現地法人です。
ボンベイ証券取引所に上場しています。
株価指数SENSEXに採用されています。ボンベイ証券取引所には5,000を超える企業が上場していて、そのうちSENSEXに選ばれる企業は30しかありません。ユニリーバすごい😆
ただインド株を扱っている日本の証券会社というのを私は寡聞にして知りません。インド株式を組み入れた投資信託ならありますが、個別株の取り扱いは聞いたことがありません。今はあきらめるしかなさそうです。
ユニリーバ・インドネシア
インドネシア証券取引所に上場しています。
インドネシア株式はSBI証券、楽天証券で取り扱っています。
ユニリーバ・インドネシアも売買できます。
ユニリーバ・インドネシアについて
ということで、インドを代表する30社の1つに選ばれているヒンドゥスタン・ユニリーバに手を出すのは諦めざるを得なかったので、ここからは手が届くユニリーバ・インドネシアの情報を集めていきましょう。
概要
インドネシアで事業展開するユニリーバの子会社。
事業内容はユニリーバと同様で、家庭用品・食料品の製造と販売。
株式情報
筆頭株主はUNILEVER INDONESIA HOLDING(オランダ)、持ち分比率は84.99%。
つまり市場で取引される株の比率は15.01%しかありません。かなり低め😥
とはいえ発行済み株式は381.5億個もあります。なので親会社以外の持分だけでも57.26億個あります。また2023年10月末までの1年間では1日あたり平均して約1,300万個の株式が売買されていました。2023年の株価は3,500~5,500ルピアくらいの範囲で動いていたので、中間の4,500ルピアで代表して計算すると、売買代金は1日585億ルピア。1ルピア=0.0096円くらいなので円換算すると5.6億円ほど。じゅうぶんな流動性があると言えます。
ユニリーバにとって世界6番目の市場規模
ユニリーバ本体の 2022年3月発行の Annual Report(2021年版)によると、インドネシアは世界で6番目に大きな市場。ちなみに世界3大市場は米国、中国、インド。
2022年の年間売上高は41,218,881×百万ルピア。
1ルピア=0.0096円で計算すると395,701×百万円。つまり4,000億円弱。
ライオンの売上規模と同じくらいです。
ユニリーバ・インドネシアに関する詳細は、以下の記事に続きます。