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中学校で学ぶ英語の謎。

今月は高校受験もあり、復習確認テストもありで
中学生は忙しいです。中学生のお話は、幼児さんや小学生にとってはまだ早いのかもしれません。でも、通ってきてくれた生徒さんが成長するにつれ、中学生はそう遠くないことを感じます。

中学生になって、英語に失望してほしくないことと、実際を知ると少し備えもできます。今、なぜレッスンでこれをやっているかも理解してもらえるのではと思います。中学校での英語や日本での「英語ができる」という意味を知らずして、ただ英語を体験として学んでいるよりも、その先をちょっと垣間見るだけでも、何が必要か、そうでないかの選択になるのではと思いました。

中学校で学ぶ英語の謎。中学生はとにかく単語テストが多いこと。

単語テストがこの前終わったと思ったら、また単語テストがやってきます。

これだけ、単語テストがあると、とにかく単語を読み、書けることが、最重要課題なのだと思わずにはいられません。50問テストもあって、合格点に達していないと追試もあります。何度もやってくる単語テストですから、子供達も一生懸命覚えるし、その為の時間を使っています。

一方で、ほとんどの中学生が目指す高校受験。実際のところ、単語を書くのは受験問題の中でもほんのわずかです。前期と後期、(その年で多少変わるかもしれないけれど)英作文を書く問いが2問か3問、単語を書かせる問いが1問か2問。それ以外はリスニング、穴埋め問題、長文読解で回答は選択。

そして、さらに謎なのは、学校で長文という長文を読む練習がほとんどないこと。恐らく英語「読む」ときも、声を出して読む練習などほとんどない。黙読がメイン。英語の音を知らずにいきなり単語の音を想像して、黙読するのはすごく辛いことだと思うけれど。

もちろん聞き取りのレッスンなど、ほとんどないうえに、リスニングとなるとなぜか早速、テストになっている。


だからみんな塾に行くということになります。
塾はテストに特化しているので受験対策はばっちりですが。。。

少し冷静にみたらこのシステムは明らかにおかしいけれど(中にいるとわからなくなってしまう)。ニモが激流に流されるみたいに大きな流れに流されていく感じです。すぐに逃げ出したくなるけれど、今すぐ外国へ行くわけにもいかず。

ではどうしたらいいかをよく考えたいと思います。

(続く)

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