14)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その14応用編 キャラクターの部分修正)
4月17日唯一新潟で開催されるプロ野球の公式戦がありました(横浜vs巨人)
その試合の始球式に米山知事の参加が予定されていましたが、不祥事で辞任するかどうかという状況で急遽キャンセルになってしまいました。
そこで、実際に始球式で投げたのは新潟のアイドルユニットNegicco(ねぎっこ)のKaede(かえで)さんでした。
報道では知事の代打役という内容が多かったようですが、試合のスポンサーであるサトウ食品のCMキャラクターであり元々予定されていたものです。
この一連の画像、映像を見ていて…「新潟+野球」といえば、水島新司先生!水島新司で女性ピッチャーといえば「水原勇気」!…閃いたんですね。
目標は「ユニフォーム姿のKaedeさんを自分好みに描く」でイラスト化しよう!です。
まずは水島新司の画風を研究。
水原勇気を模写しながら特徴を探ると…帽子の形にパターンがあったりしますが、特に目の描き方にクセがありますね…ただそのままだと昭和臭が強すぎるかな?
やはり、元イメージが欲しいなぁ…と思いつつネット上で画像を漁っていたらありました!
DVDボックスのジャケ画のようです…この雰囲気をパクることにしました(笑)
水島新司の描く人物は単純化された弓なりの線で構成されていて、そこから動きを感じさせるようになっています。
この場合は腕から背中にかけての曲線がポイントで、そこから伸びやかな動きを感じられるわけですね。
線画の段階では脚の部分に迷いがありましたが、面倒なので線は訂正せずにスキャンまではそのままで、彩色の工程で直しました。
本マガジンで過去にご紹介した方法で彩色の工程を済ませます(最初にビットマップ形式で保存→白黒二諧調化→ペイントで彩色)
ユニフォームのストライプは線画の段階では入れないで彩色の工程で直線ツールで描きこみました。
ですが…ここで、手先の感じが「違う」気がしてきました。
マウスの描画では無理そうなので、手だけ描き直しましょう。
原画に白紙を重ねて手の部分だけ修正作画します。
それをスキャンしてビットマップ画像ファイルとして保存し手の部分だけになるよう画面上部のみトリミングします。
この手を元の画像と合成するには、やはりJtrimを使います。
元の画像をJtrimで開いて「編集」→「合成」→(修正した手の画像データを指定)※合成方法は「上書き」にして「OK」すると下画像のような状態になりますのでビットマップ形式で保存します。
スマホのアプリ(カメラ撮影して斜め補正かける)からスキャンしたので、若干線にズレが生じてしまいました(フラットベッドスキャナーを使えばほぼ合うと思います)
この場合は「ペイント」の描画機能を使って、線を滑らかにつながった状態にします。
直線ツールや鉛筆ツールを使って線がつながるようにしました。
次は修正部分の彩色です。
やり方は塗りつぶしを中心とした通常の方法でOKです。
影を同じようにつけて背景も同じ色で塗れば完全に一体化します。
出来上がった画像を上書き保存して、「それを名前をつけて保存」→gif形式で保存→背景部分の色を透過色に設定します。
これでセル画状態になります。
キャラクター部分はこんな感じでOKにします。
次回は背景画像を反転したり文字を入れたりします。
→ヒグえもんの落書き的インスタ(ウインドウズ標準ソフトで描いたイラスト集)
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